2016/10/21 part7 目黒区宮野古民家自然園

大岡山から電車で洗足へ・・・・・
行く予定が北千束に行ってしまい、戻るのも面倒くさかったのでそのまま北千束から徒歩で宮野古民家自然園にある古民家を見てきました。




受付の方が中をイロイロ説明してくださいました。



こちらの建物は20年前まで人が住んでいたとのこと。
離れの展示品の中にはファミコンなんかもありました。
64まであったのはビックリです。



母屋の内部




元は茅ぶき屋根だったとのことですが、消防法の関係で今は銅板がふかれてました。
ただ、内側は茅が残っており、煙にいぶされていい色になってました。
建物が若干傾いているのは関東大震災のときかららしいです。
最近まで使っていたので生活しやすいように土間だったところが板の間になっていたりしてました。



表には井戸や離れがありました。


井戸



五右衛門風呂


かまど



家の内部構造が田の字に似ていることから「田の字型古民家」というそうです。
関東から西に多いそうです。
東北などは曲がり屋がおおいということでした。



 都市化された目黒にあって、宮野家屋敷は主屋と屋敷林を含めて緑豊かであり、 武蔵野の原風景を残す貴重な景観と確認され、目黒区指定史跡として指定されました。
 屋敷林は主屋建築と前後して植えられたと思われ、 現存する大木の様相からみて、およそ200年前後存続していると推定されます。また、植生評価・規模評価・樹勢状態において極めて良好な状況であり、歴史的変遷からみて、主屋の建造の際に用材として利用され、さらに防風林として地域の人々に、防音,防塵.防火,湿度調整など多くの効
用を与えてきました。
 また、主屋は平成6年8月に目黒区指定有形文化財 (建造物)として指定されました。食違い四つ間型の間取りは、現居間台所に十畳の規模を置き、その桁行き間の割り付けは実寸2.5間を二つ割りにするなど当時の新しい設計技術の高まりを示しています。一方、大黒柱級の柱材を梁行き方向に三本並べるなど旧来の広間型の柱配置を残しており、古さと新しさを混在させています。
 以上のことにより、江戸時代後期より存続した主屋,屋敷林は、近世農村史の重要な史料であり貴重なものです。




目黒区宮野古民家自然園のHPはこちら↓
http://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/bijutsu/miyano_kominka.html



場所は東急目黒線洗足駅から徒歩5分
休園日は月曜日と火曜日とのことですが、行かれる方は事前にHPなどでチェックしてから行ってくださいネ!