2019/06/29 03 上北沢散歩 01 芦花公園駅/長泉寺/井の頭弁財天道標/歩道橋(名称不詳)/上高井戸宿公園/お目玉池跡/上高井戸宿並木本陣武蔵屋跡

世田谷文学館の後は少し散歩。
芦花公園から京王線沿いに東へ進み上北沢駅へ向かう。



芦花公園駅








◆長泉寺




 萬年山長泉寺は曹洞宗の寺院で、本尊は大日如来坐像です。開山は和泉村(現狛江市)の泉龍寺二世欄室関牛(にせいらんしつかんぎゅう)といわれます。
 当寺は慶安元年(1648)、世田谷の烏山にあった通称「お伊勢の森」に開創しましたが、二年後火災に遭い、明暦元年(1655)にこの地に移ったと伝えられ、現在の本堂、客殿、庫裏は、平成二十三年十月に整備されたものです。
 本堂前の観音堂は「円通閣」といい、享保十三年(1728)に建立されたもので、西国三十三ヵ所の観音像を安置しています。また、堂内に納められている板絵着色西国巡礼図(区指定文化財)は、狩野派の絵師中田小左衛門が描いたもので、近世の風俗を知る上で貴重な資料です。
 このほか、文化財としては承応三年(1654)、貞享元年(1684)銘の地蔵をはじめ石像や庚申塔も多く、本堂の前には区内でもめずらしい十六羅漢の石仏も保存されています。
 また、境内の老松の下には徳本行者真筆による石塔(文化十四年1817)や天保十一年(1840)に造られた釈迦如来文殊菩薩普賢菩薩の三尊仏があり、墓地にはかつて上高井戸宿の本陣であったといわれる「武蔵屋(並木氏)」の墓(区登録文化財)があります。
 なお、かつて当寺の境内では四月に「長泉寺の馬駆」、八月に「長泉寺の相撲」が行われ、近村にも有名でありましたが、明治末から大正の初め頃いずれも廃絶してしまいました。




『世田谷の烏山にあった通称「お伊勢の森」』
を、調べてみたのだが情報が見当たらない・・・・。



観音堂




板絵着色西国巡礼図




当寺の観音堂に奉納されている二枚一対のこの板絵は、狩野家二代目養朴門人、絵師中田小左衛門吉信の享保十三年(1728)の作です。表面に巡礼姿の行列図と西国三十三番霊場の詠歌が書かれ、裏面には上高井戸村講中の個人名や絵師名などの墨書銘があります。この板絵は狩野派の珍しい風俗描写の作品であるとともに、江戸時代中期すでに観音信仰による高井戸宿講中が組織され、西国巡礼などの活動があったことをうかがわせる貴重なものです。






◆井の頭弁財天道標

吉祥寺にある「井の頭弁財天」への道しるべでいいのであろう。






側面には「別當所大盛寺迄 一里」とある。




更に反対側の側面にも文字が刻まれているが、判読できない・・・。




◆歩道橋(名称不詳)

下は甲州街道







◆上高井戸宿公園



◆お目玉池跡



上のgoogle mapのマークの位置は上高井戸宿公園の中の写真の場所辺り。


公園のすぐ脇には暗渠っぽい道があった。






医王寺という今は一時は廃寺になったお寺の中にあった池で、「薬師の池」とも呼ばれていたとのことだが、あまり信頼できる情報ではない。
ちなみに医王寺は「上高井戸1-27-15」に再興しているとのこと。
詳しいことをご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたい。





◆上高井戸宿並木本陣武蔵屋跡

説明板など確認できなかった。
こちらも上のgoogle mapを見るとこのあたりであっていそうだ。
すぐ近くの交番で聞いてみたのだが、存在すら知らないみたいでした(汗


wikiで調べてみた
『上高井戸一丁目信号(環八通りとの交点)の北東角にあった並木氏の「武蔵屋」に本陣が置かれた。問屋は篠弥惣治。』
とあったので、この写真の場所で合っていると思う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E4%BA%95%E6%88%B8%E5%AE%BF




続く。