2019/08/03 国立極地研究所 一般公開

24時間勤務アケで、友人と立川にある極地研究所へ行ってきた。
江戸東京たてもの園の予定だったんだが予定変更!






スペシャル・トークセッション「南極隕石発見50周年」

最初に国立極地研究所准教授南極隕石ラボトリー責任者の山口亮(あきら)さんの講演。

第十次南極観測隊が日本の観測隊として初めて南極で隕石を発見して今年で50周年!
50年前、1969年アポロ11号が月面から石を持ち帰り、アエンデ隕石、マーチソン隕石が落下、回収できた年でもあったため、☆宇宙かがく物質の夜明けと言われているそうだ。
☆今調べてもWEBで出てこなかったので「科学」「化学」どちらが正解かわからなかった。

南極が特に隕石の落下が多いわけではなく、氷があるおかげでよく見つかるんだとのこと。
氷の上に黒い物が落ちているので見つけやすいんだとか。


次に、「製硯師(せいけんし)」青柳貴史 さんの講演。

製硯師とは硯(すずり)を作る人のことである。
なんと月の石で硯を作ったとのこと!?
山口さんに出会い、隕石を分けてもらったんだそうだ。
ちょっともったいないような・・・・(w



最後、月の石ですった墨で山口さんに・・・・

いいね!


月の石の硯





その他この講演で取ったメモ。
地球の歴史を1年とすると人類の誕生は12/31 20:12 とのこと。
地球に落ちてくる物質の量は3~4万トンで、そのほとんどは小惑星帯から来ているとのこと。


極地研にある隕石庫はクリーンルームでほこりが舞わないように床がベタベタしている。
隕石の中で「コンドライト」と呼ばれるものは、45憶~46億年前にできた太陽系の中でも古いもので、太陽系形成の起源の鍵を握っているといわれている。

青柳さんは硯にする前に石を舐めてみるそうだんだが、月の石は「きなこ」の味がしたとのこと。




その他いろいろ体験したりパネル展示を見ましたが、やはり来るたびに変わってる。
今年も楽しい見学ができた。
贅沢をいうともう少し涼しい時期にずらしてもらえると僕のようなおじさんには助かるね(w
基本子供向け夏休み企画みたいなものだからしょうがないんだけど・・・・・。