2020/11/26 練馬中村散歩 06 福蔵院/安全危除地蔵尊・妙正寺川改修記念碑/八幡橋/西武線踏切/鷺ノ宮駅/まぐろ漁業団新宿西口店

西武新宿線すぐ南側の妙正寺川沿いに東へ進み、鷺ノ宮駅でゴール。



◆福蔵院


福蔵院の十三仏



 ここにならぶ仏菩薩が十三仏です。右から不動明王(初七日)釈迦如来(二七日)文殊菩薩(三七日)、普賢菩薩(四七日)地蔵菩薩(五七日)弥勒菩薩(六七日)薬師如来(七七日)観世音菩薩(百か日)勢至菩薩(一周忌)阿弥陀如来(三回忌)阿閤如来(七回忌)大日如来(十三回忌)虚空像菩薩(三十三回忌)です。この十三仏の仏菩薩は、死後の忌日をつかさどるもので、冥界で生前の審判を受ける死者の救済を願ってまつられたものです。このように自他の供養がまとめて修められることから、室町時代以降、民間で広く信仰されました。
 銘によれば、八体は、寛文六年(1666)の大日如来像を最古として、貞享二年(1685)の普賢菩薩像に至る十九年間に造立され、あとの五体は破損したものとみえ、現存のものは百余年後の寛政八年(1796)に真言講中の二十七人によって再建されたものです。
 このように石像で十三体そろったものは都内でもめずらしく、他の石仏と同様、江戸時代後期の日常生活に深く根づいていた庶民信仰の現われといえましょう。


鐘楼


垢離不動堂


山門








◆安全危除地蔵尊妙正寺川改修記念碑



妙正寺川は住昔無名の一野川にして住民は愛稱大川と呼び常に愛し親しまれ沿岸一帯の水田の灌漑用水なりしが江戸時代神田川補助用水として江戸城下民の為に供せられ明治初期に及び水源地名の妙法寺川と命名され今日に至るまた昭和の初期迄鯉鮒などの淡水魚が多く棲息し水流四季を通し常に清く豊かな水量と相俟つて社寺附近の仰ぐ老杉欝蒼たる緑樹梢を飛跳去来する野鳥の調声春に萠ゆる緑の草原絢爛競い咲く川堤の櫻など調和ある数々の風景の中に更に秋に至れば天高く朝陽に映える遥かに眺む秩父連峰の上に秀麗富士を望遠至近に鴨鷺など乱舞する容姿正に一幅の画の如くのどかな田園の景観天地の香り鮮やかに示されしが昭和の初期西武鉄道開通以来急速に発展され拓けゆく田畑は市街化に変転戦後に至り高層の建築櫛比軒を並ぶるに至るや逐年降雨の度び激しく氾濫沿岸住民浸水の被害とみに甚大なるに鑑み区議故塩沢俊一氏等を初め歴代都区議連と相寄り相扶け揺るぎなき鉄石の誓いの基に地域住民一丸となり改修促進の切なる叫びを訴え議を起し會を設け切々たる陳情請願に及びしこと實に十数回苦節二十数年の久しきに亘り辛酸苦斗煩悩の一途を辿る折時の区長上山輝一氏の代、同宿命下に在りし都下各河川関係市区町長等相寄りこの窮状打開せんが爲、國及び都に対し改修促進の議を進め組織を結成一大運動を展開官民一体の實を挙げ捲土重来遂に初期の目的を貫徹多年に亘る住民待望の夢開き悲願ようやく達成を見るに至り快なる哉 昭和四十三年三月完工を期す関係住民斉しく歓喜感激しこの喜びを未来永劫に伝えんと共に悠久不変水禍根絶を期し理想の境地たらんことを祈念し有志相企りこの聖地を撰び本碑を建立す



安全危除地蔵尊 福蔵院 と書かれている。








八幡橋











西武線踏切




鷺ノ宮駅のすぐ隣だった。








鷺ノ宮駅




ゴールの西武新宿線鷺ノ宮駅








帰りは西武新宿線で新宿へ。
西口にある「まぐろ漁業団」で食事して帰る。



◆「まぐろ漁業団」新宿西口店








今回の散歩は、迷うことがほとんどなく、歩きやすかった。
変に斜めになっている道路が少なかったかな?
トイレのある公園が少なかったので、ちょっと我慢した。
鷺ノ宮直前で勾配が少し激しくなった。
後で地形を調べてみよう。