2020/12/17 01 練馬三原台散歩 03 谷原の庚申塔/冨士見橋/いきいき歩道橋/跡地記念碑/順天堂大学医学部付属練間病院/谷原氷川神社/高野台三丁目児童遊園

まだ練馬高野台駅の北東側エリアを散策。
富士見橋を渡って石神井川の西側へ。



◆谷原の庚申塔



 この庚申塔は、安山岩で造られた三つの石(塔身部・笠部・頂部)からなる角柱型です。塔身の上には唐破風屋根の形をした笠を付け、頂部には蓮華のつぼみを模した殊をのせます。
 陰刻される銘文から、宝永六年(1709)十月に観照院(かんしょういん)(長命寺の旧塔頭(たっちゅう)、のち廃寺)を願主として谷原村の庚申講結衆二十二一人によって建てられたことがわかります。
 正面には、岩座の上の邪鬼(じゃき)を踏む青面金剛立像が浮彫りされ、梵字「バン」(大日如来種子)が刻まれます。また庚申塔には珍しく、向かって左側面には阿弥陀如来立像の浮彫りと梵字「キリーク」(阿弥陀如来種子)の陰刻、右側面には地蔵菩薩立像の浮彫りと梵字「カ」(地蔵菩薩種子)の陰刻があります。
 江戸時代のこの地域における庚申講の一端を垣間見ることができるとともに、造形的にも随所に意匠を凝らした庚申塔です。
練馬区登録有形民俗文化財 平成二十二年一月登録









◆冨士見橋











◆いきいき歩道橋

最多は笹目通り










◆跡地記念碑

google mapには「練馬区石神井東小学校 練馬区石神井東中学校 練馬区立総合教育センター 跡地記念碑」とあった。


練馬区石神井東小学校
練馬区石神井東中学校
練馬区立総合教育センター
跡地記念碑

この土地は明治十七年から石神井東小学校(移転当時の校名「谷田小学校」)
昭和三十一年から石神井東中学校昭和五十五年から総合教育センターとして百十年余にわたり教育の場として活用されたことを記念しここに記す

なおこの一対の石柱は三施設の門柱として使用してきたものです。
大きなイチ ョ ウの木も門柱とともに敷地内にあったものです。









順天堂大学医学部付属練間病院








◆谷原氷川神社



 当社は、社伝によると、江戸時代初期の創建といわれます。「新編武蔵風土記稿」に、「村ノ鎮守ナリ。長命寺ノ持」とあります。長命寺はここから南西約100メートルにある真言宗名刹で、江戸時代は当社の別当寺でした。明治以降、旧谷原村の村社となりました。祭神は須佐之男命です。
 明治時代の神仏分離や最近の道路拡幅工事などで、幾度か移転改築が行われましたが、棟札によると、本殿は天保六年(1835)、社殿・拝殿は嘉永五年(1852)に建築されました。
 境内に皇大神宮(祭神天照大神)、八幡神社(祭神応神天皇)、春日神社(祭神天児屋根命)の三社があります。この三社は「新編武蔵風土記稿」谷原村長命寺の項に「三社宮 大神宮・八幡・春日三神ヲ安ス」とある神社です。江戸時代は長命寺の境内にありましたが、神仏分離後、当知に移されました。ほかに稲荷神社があります。
 拝殿内には江戸時代からの大絵馬十数枚が奉納されています。
 石造物は文政十二年(1829)の御手洗石や、他に灯籠・狛犬・各種記念碑など数多くあります。


春日神社/皇大神宮/八幡神社

上記の「三社宮」だね。


稲荷神社










◆高野台三丁目児童遊園地






続く。