2013/04/21 放射線医学総合研究所 一般公開

千葉県稲毛にある放射線医学総合研究所の一般公開へ行ってまいりました。
ここでは重粒子線をつかった治療を研究していて、実際に治療も行っている施設です。







粒子線とは、放射線のなかでも電子より重いものをいい、陽子線、重粒子線などが含まれます。
このうち重粒子線は、ヘリウム原子より重いもので、ここの施設では「炭素原子」を使います。





粒子加速器

ここで光の70%まで加速。
さらに、電子を電離(剥ぐ)させて、イオン化します。





治療台

ここで粒子を幹部にあてます。
X線は患部に至るまでの正常な細胞を傷つけますが、コレを使うとほぼ患部だけに影響を与えるそうです。
粒子は減速するときにエネルギーを放ちますが、それが患部付近で起こるように調整できるからとのこと。
効率的に照射できるよう、粒子線を照射する部分の形が、患部の形をしています。
一人ひとりによって違ううえ、厚い合金を使うので、その部分だけでも結構なお値段がするのだとか・・・・。





新しく出来た施設の治療台

なんだか近未来にタイムスリップでもしたような綺麗な治療台です。
人体にメスを入れないため社会復帰しやすく、また、入院期間も短くて済みます。
ほんとうに夢のような医療技術ですね。
ただ、314万円ほどの治療代金がかかるそうです。
健康保険もきかないので、最先端医療特約の生命保険に入っておけばいいですよ〜、と、言ってました(w
職員のほとんどが入ってるそうです(wwww






とても充実した見学会となりました。