2017/12/11 02 首都大学東京 「ニュートリノと重力波で探る宇宙の謎」

首都大学東京で行われた「ニュートリノ重力波で探る宇宙の謎」の講演を聴いてきた。
ノーベル賞受賞者梶田隆章先生の講演だった。





一部wikiも参照してメモ


ニュートリノについて。
ニュートリノは「電子ニュートリノ」、「ミューニュートリノ」、「タウニュートリノ」の3種類ある。
質量が「0」と考えて、実際観測してみるとミューニュートリノの数が合わない。
数が合わないのは質量があって、「ミューニュートリノ」がなんらかのきっかけで「タウニュートリノ」になったり、また戻ったりするから。
変わったり戻ったりすることを「ニュートリノ振動」という。
地球の上方向と反対側から来る「ミューニュートリノ」を観測した結果が「ニュートリノ振動」が起こることを発見。
多くの物質を通った時の方が「ニュートリノ振動」が起こりやすいとのことだった。
「タウニュートリノ」は観測しないの?と最後に質問があがった。ものすごく観測が難しいと説明してくださったが僕にはよくわからなかった(汗


重力波について。
LIGOが世界で初めて重力波を観測。
太陽の36倍のブラックホールと29倍のブラックホールが合体して、質量が62倍のブラックホールになったのを観測。
36+29=65 → 62になったのは、3個分が重力波になって質量を失ったとのこと。
レーザー干渉計という巨大なL字型の装置で観測。
光を二つに分け、それぞれ鏡で反射して戻ってきたときに打ち消しあうように設定されているので、空間にゆがみが生じると波がずれて光を発するようになるとのこと。
重力波による空間のゆがみは太陽と地球の距離に対して水素原子一個分にしかならない微小な現象との。
KAGRAは日本が建設を進めている干渉計。
鏡の分子運動によって生じる歪みをなくすため、-253℃に冷やすとのこと。
直径220mm・厚さ150mm・質量23kgの人口サファイアの鏡を使うとのこと。



クリントン大統領のマサチューセッツ工科大学の卒業式の演説
「ちょうど昨日、日本で. 物理学者がニュートリノに小さい質量があると報告しました。ところで、このことはほとんどのアメリカ人には大した意味もないでしょう。しかし、このことは最も小さな素粒子や宇宙がどのように成り立っているか、そして、宇宙がどのように膨張するかというようなことに関する最も根本的な理論を変えるかもしれません。」
と、紹介があった。
梶田隆章先生のことですね。



メモなので、間違いがあったらすみません。
素人なので間違いがあると思います。
指摘してくださると助かります。


調べてて見つけたページ。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/22/7/22_7_91/_pdf




話し方も丁寧でとても興味深く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
誘ってくださった「ゴンタ☆」さん、ありがとうございます。