2018/01/23 川崎散歩 02 坂本九記念碑/石敢當/川崎宿京入口/日新町町内会館「麦の郷」の由来/川崎警察署

東芝科学館の後は、駅の東側にまわっていつものように史跡巡り。
前日に雪がものすごく降ったので少し残っている。
滑らないように気を付けて歩いたのでいつもより早く足が痛くなった・・・・。



坂本九記念碑




坂本九 昭和16年(1941)年12月10日九人兄妹の末っ子として川崎市で誕生。
 エルヴィス・プレスリーに憧れて歌手を志し、昭和36(1961)年に歌った「上を向いて歩こう」(作詞:永六輔、作・編曲:中村八大)が大ヒット、後に「SUKIYAKI」と題し世界中で発売され、昭和38(1963)年には米音楽紙ビルボードのシングルチャートで3週連続一位を獲得。アメリカのみならず世界中で大ヒットを記録し、ゴールデンレコードを授与される。これは日本語の歌が初めて世界的ミリオンセラーとなった快挙である。
「九ちゃん」の愛称で歌手、俳優、司会者と日本を代表するエンターテイナーとして活躍する中、「あゆみの箱」、札幌テレビの福祉番組「サンデー九」、手話から生まれた歌「そして想い出」を発表するなど、福祉活動にも積極的に尽力した。
 子供からお年寄りまでに親しまれた、昭和を代表する国民的な大スターである。





石敢當(いしがんとう)の碑

現地には何も説明がなかった。
裏とかにあったのかな?
帰ってから調べてみた。


『1960年の宮古台風災害に対し川崎市議会が中心になり、全市で募金活動が行われ、その御礼として当時の琉球政府から送られた宮古島特産の名石トラバーチンに「石敢當」と刻字された高さ122cmの碑。』
川崎市のHPより




川崎宿京入口



関札(せきふだ)

 棒鼻の石垣の上にはその日その宿場にお泊りになる大名の関札が掲げられていました。
 本陣の前にも掲げられたこの関札には立派な槍の板が使われ、毛筆で堂々とした書体で記され、非常に大切にされました。これを粗末に扱ったために事件や紛争になって処刑されたものが出た事件もあったほどです。
 左は川崎市市民ミュージアムに保存されている実際の関札を複製した物です。
 「加藤遠江守宿(かとうとうとおうみのかみやど)」と書かれています。




川崎宿京入口

宿場の入口には切石を積んだ土居があり、これを出ると謂ゆる八丁畷の一本道、土居内は八三二間、このなかに小土呂、砂子、新宿、久根崎の宿を構成する四つの町があった。
江戸時代後期における人口は770戸、3100人余りであり、伝馬役を負担する農民のほか、旅籠、大工、傘職、仏師、左官、桶職、経師、指物師などさまざまの商人や職人が住んでいた。文久二年(一八六二)外国人遊歩区域となった当宿には、この土居付近に外人警護のため第一関門が設けられ、以下保土ヶ谷宿まで十九ヶ所に設けられた関門番所には、宿役人二名、道案内三名などが詰めて警戒にあたり、非常の際には半鐘を鳴らし、隣りの番所と連絡をとったのである。





◆日新町町内会館「麦の郷」の由来




 京急八丁畷駅前に松尾芭蕉の句碑があります。
 元禄7年(1694)5月11日、芭蕉は江戸深川の芭蕉案をあとに故郷伊賀上野へ向かいました。芭蕉を見送りに来た弟子たちは、名残を惜しんで六郷川多摩川)を渡って川崎宿に入り、このあたりまで来ました。そして別れを惜しんで弟子たちと句を詠みあいます。
 弟子たちに対して、芭蕉が詠んだ句が
    「麦の穂を  たよりにつかむ  別れかな」です。
 芭蕉はこの年の10月大阪で不帰の客となりました。享年51歳。弟子たちにとって、この場所での別れが、本当の別れになりました。
 弟子たちが詠んだ句は、旧東海道沿いに川崎警察署のすぐ近く、ビバース日新町1階「芭蕉ポケットパーク」で見ることができます。
 平成16年(2004年)、日新町町内会館は新しく立て替えられ、その気に、松尾芭蕉の句碑にちなみ会館名を「麦の郷」と名付けました。



 川崎宿は全長1.5kmでそのほぼ中央に宿駅業務をとりしきる問屋場と高札場があり、その上手に佐藤、下手に田中の二つの本陣がありました。旅籠には奈良茶めしで有名であった「万年屋」など72軒がありました。そのほかに教安寺、一行寺、宗三寺などの寺院、川崎宿の鎮守である山王社(現在の稲毛神社)があり、これらの寺社は現在も同じ位置にありますので、往時の宿場の様子を推察する手がかりとなりましょう。この芭蕉の句碑は上手の棒鼻(宿場入口)附近に文政13年(1830)、俳人一種(いっしゅ)によって建立されたもので、そのため現在の位置に移されました。この棒鼻を出るといわゆく八丁畷の並木道になります。旅人は、富士の雄姿をながめながら次の宿へと足をはやめたことでしょう。




◆川崎警察署

わ・・悪いことはしてません(w




続く。