2018/01/29 東葛西散歩 02 称専寺/下今井香取神社/桑川神社/長嶋稲荷神社/梵音寺/庚申塔

この日記に書くエリアは、神社やお寺が密集している。
お寺が多いイメージ。
全部巡ったのは神社だけ。



◆称専寺



 永禄5年(1562)に創建された旧桑川村の古刹で、浄土宗。一向山無量院と号します。開山は誠蓮社法誉上人清教大和尚(元亀3年寂)です。本尊に、阿弥陀三尊像をまつっています。
 参道入口には万冶3年(1660)の銘をもつ地蔵菩薩庚申塔、門内にも同年銘の阿弥陀如来庚申塔があります。庚申塔は、60日に一度めぐってくる庚申の日の夜に、眠っている人の体内から三尸という虫が抜け出て天帝に罪過を告げるという道教の教えに由来する庚申信仰の信者によって建立されました。江戸時代には、悪疫を調伏する青面金剛を本尊とすることが多く見られましたが、初期には阿弥陀や地蔵なども刻まれました。












◆下今井香取神社



本宮は千葉県佐原市香取に鎮座し経津主大神を御祭神としてお祀りしております。
大神は天照大御神の御神意を奉じて、鹿島大神(鹿島神宮)と共に出雲の国の大国主命と御交渉の結果、円満裡に国土を皇孫に捧げ奉らしめ、更に国内を御幸し荒振る神々を御平定され、日本建国の基を御築きになり、又、東国(現関東)開拓の大業を完遂されて平和国家の建設と民生の安定、福祉に偉大なる御神意を顕された。(香取神宮由緒による)
下今井香取神社は経津主大神を御祭神とし、毎年10月15日を御祭礼日と定め、町内氏子各位の御安泰と御繁栄を御祈願しております。
本殿の御造営は記録に載ってないが江戸時代中期と言われ明治六年(1873)に改修が行なわれたと言い伝えられ、その後補修をしつつ、平成七年(1995)七月氏子様ほか関係各位の奉納を頂き大改修が行なわれました。又同時に社務所も新築され現在に至っております。
尚、平成十八年(2006)十月境内に水屋を建立し御参拝の皆様がお浄めし、尚一層神神しくお参りする事ができるようになりました。
境内には水神様(水波之女神)をお祀りし毎年七月十五日を御祭礼日と定め水難防止を御祈願致しております。
毎年十二月三十一日大晦日にはお炊き上げを行い、1年間の不浄を御祓いし、除夜の鐘と共に新年の初詣を行なっております。
経津主大神の御神徳は勝運の神、心願成就、交通安全の神、災難除けの神として多くの人々に御参拝を頂いております。
下今井香取神社は長島町、桑川町(旧町名)との境に在り境の宮とも言われております。


境内社



境内社


鳥居












桑川神社


境内社


境内社


上二つの境内社の鳥居


桑川富士塚

お参りしたので富士山に登ったのと同じ御利益♪



 富士塚は、富士信仰の団体である富士講の人たちが、富士山の容姿をかたちどって築きあげた小高い塚です。富士山に登ったのと同じ霊験が得られるようにと願って築かれました。
 この桑川富士塚は、昭和四年(1929)に、旧桑川村の山玉参拝講の人たちが築造しました。高さ約二メートルの塚で、全体はボク石(溶岩)と丸石で覆われています。丸石の中には、力石も含まれています。塚の中腹には、昭和四十一年(1966)の記念銘のある石祠がまつられ、登山道は丸石の階段になっています。




神社の外、すぐ脇にあった庚申塔
















◆長嶋稲荷神社














◆梵音寺



 曹洞宗で海潮山と号し、本尊は観世音菩薩です。承和14年(847)慈覚大師の創立といわれ、中興開山は栄室寿盛で寛永3年(1626)に入寂しました。
縁起によると、慈覚大師が唐から釈尊の正法を伝え受けて帰朝の際、大時化にあい難破しそうになりましたが、観世音菩薩の光明が輝いて風は止み、この地に無事上陸できました。
 そこで、大師は尊像を栴檀に刻み堂宇を建て、本尊として祀ったのがこの寺の始まりと言われています。
■板碑
 古くから境内のお堂の中に納められ、お地蔵様と一緒に祀られてきました。製作は文保元年(1317)6月で、この地域の鎌倉時代のようすを知る上で貴重な歴史資料です。


大師堂













続く。
※2021/11/09 レイアウト、説明版の文字化など変更。