2020/05/07 戸越散歩 03 戸越銀座温泉/戸越二丁目広場/宮前商店街/行慶寺/戸越八幡神社/八幡坂/カメさん広場

戸越銀座からは南東に向かう。
東急大井町線下神明駅方向となる。


◆戸越銀座温泉                             

銭湯♪




◆戸越二丁目広場



◆宮前商店街

商店街♪




◆行慶寺




 当寺の本尊で、来迎印を結び、蓮華座当寺に結跏趺坐(けっかふざ) (足の表裏を重ねて坐る形) した像の高さ46センチメートルの寄木造りの坐像である。像の底部に墨で書かれた文によると、この像は、貞享(じょうきょう)元年(1684)の制作であることがわかる。
 円満な顔立ちや、肉付きのよい体の表現、自然な皺(しわ)を巧みに表わした衣の文様など、優れた作品である。
 脇侍の観音・勢至菩薩像は、太平洋戦争の折に焼失し、現在のものは後に制作されたものである。



石塔群



山門



◆戸越八幡神社




 当社は、後柏原天皇の御世、大永六年(1526)八月一五日 村内載清水の池中より出現した御神像を、行水法師が草庵に奉安して、山城国 (京都府)石清水男山八幡宮の御分霊を勧請して倶に祀ったのが創立の起源と伝えられている。
 
 又、古歌に「江戸越えて  清水の上の成就庵
           ねがひの糸のとけぬ目はなし」とあり
これが、戸越の地名のはじまりとも伝えられている。

八幡宮出現山米記】
(崑木容開刊行の木版本〕によれば、この「成就庵は、昔、俗称一本杉の字名のある藪清水の池を控えた庵であった。大永年間に行水法師が諸国行脚をした時にこの庵に立ち寄り、折からの十五夜の月を眺め、時を移しうたた寝した時、夢の中で輝く光が藪清水の池から放たれているのを見たことから、池の中を探し、誉田別命(応神天皇八幡大神)の御神体の出現を見たので、慎み戴いて安置奉った。すると近隣の人々はもとより、往来の諸人も諸祈願を乞い願う者が多くなり、「一つとして成就せずと云うことなし」と云われる程になったことから、この草庵を清水の上の成就庵という。」と記されている。
 元禄元年十二月十五日に、宮居を利内の高台にあたる現在の地に遷し、末社に、春日社、稲荷社を建立した。 .
 以来、氏子地域(田戸越村)現在の小山台二丁目町会・小山台一丁日東町会・ 小山台一丁目町会・小山一丁目町会・小山二丁目東部町会・小山二丁目西部町会・親友会・荏原一丁日町会・荏原二丁日町会・中原共和町会・平塚三丁目町会・平塚二丁且町会・平塚一丁目町会・平塚一丁目南部町会・戸越銀座町会・戸越三丁目町会・戸魂四丁目町会・戸核二丁目町会・戶總一丁日町会・豊町一丁目町会・豊町二丁日町会・西品川の一部(地名变更前の戸越村の若番地順に掲載)の産土神として、居住された幾代もの人々の守り神として、また、我国文教の祖・殖産の守護神として遷く崇められている。そして厄除け開運の御神慮と供に「こころの故郷」としても親しまれている境内の樹木は品川区の保存樹林に指定され、特にケンポナシの木は指定天然記念物とされている。

 現社殿は欅造入母屋造銅版葺屋根で安政二年(1855)に創建され、震災、戰災にも免れ都内でも古い木造の建物である又、社宝の奉納絵馬二十四面と石透狛大は品川区恩定文化財に指定されている。
 御本社宮神輿は平成の御大典記念として、氏子諸氏の奉賛により新調され、御神幸祭には【敬神崇祖】の精神にて御祭神並びに我々祖先の御魂を奉安して兵子内を渡御いたします。
この由緒板は、御鎮座四百七十年記念の境内整備の一環として氏子諸氏より奉納されました。



戸越八幡神社奉納絵馬

 絵馬は、人々の顧いや感謝のしるしとして寺や神社に奉納されるものであるが、民間信仰の広がりや人々の知恵を知る上で貴重な資料でもある。
 当神社には、社殿内の長押(なげし)に多くの絵馬が懸け並べられている。年代のはっきりしているものが二十一面あり、最も古いのは安政四年(1857)、最も新しいのは大正五年(1916)のものである。奉納者のほとんどは戸越村の村民で、描かれた図柄は当神社の祭神である神功皇后を題材とするものが多い。最も大きなものは安政五年(1858)の「社殿上棟図」で、社殿の建築年代を明確にするものとして資料価値が高い。当神
社の絵馬は、大型・中型のものが数多く、しかも良好な状態で残っている例は少なく、大変貴重である。



戸越八幡神社 石造狛犬

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 この拍犬は、延享三年(1746)に、戸越村の村民がお金を出し合って当社に奉納したもので、区内では最も古いものである。
この頃、各村落には庚申講が結成されていたらしく、本村や平塚の庚申講が中心となって狛犬の造立が進められたことが銘文によってわかる。また、左右の台石の各三面に刻まれたニ百七名の人名によって、当時の戸越村を構成していた村民のほとんどの氏名が把握でき、大変貴重なものである。



稲荷社



春日社



楽殿




戸越八幡神社のケンポナシ




 ケンポナシはクロウメモドキ科に属する落葉の高木で、夏に淡い黄色の小さい花をたくさんつける。実は球形で、九月から十月に紫黒色に熱し、甘味があって食べられる。
 本樹の幹の囲りは約2.5メートル、高さは18メートルあり、推定の樹齢は250年から300である。もと、幹はニ本立であったが、右側が枯れてなくなり、現在は一本立である。
 近年、ケンポナシは都区内ではほとんど見られなくなった木で、本樹の存在は貴重である。









◆八幡坂

この坂は、戸越銀座通りから戸越八幡神社社殿を抜ける坂である。そのために八幡神社にちなんでこの名称がつけられてものである。



説明板から坂上方向



同じく坂下方向




◆カメさん広場




続く。