2021/04/22 千住散歩 04 安養院/千住本町住区センター/横山家住宅/千住絵馬屋・吉田家/ハッピーロード商店会/大黒湯/いろは通り

どんどん西へ進んで日光街道を超える。
その後は細い路地をあちこち巡りながら徐々に西へ。



◆安養院




 当寺は鎌倉時代北条時頼が創建し、北条氏政の祈願所であったとも伝わる。元千住元町(小名金佛耕地(こなきんぶつこうち))にあったという。山号を西林山、寺号を長福寺と称した。慶長三年(1598)、現在地に移り、後に寺号を安養院と改めた。
 本尊の銅造阿弥陀如来坐像は、鎌倉時代制作と思われ、背面に宝永四年(1707)九月二十六日の修理銘がある。中世にさかのぼる仏像として足立区登録有形文化財(彫刻)になっている。
 その他、秘仏である地蔵菩薩立像・高木造の弘法大師座像・密教用法具・真言密教の経典・古文書などが保存されている。
 中興開基第一世は真言宗の賢智上人(けんちしょうにん)で、北条の臣高梨氏の出身である。以来歴代の住職と檀家の努力で寺運栄え、江戸末期から明治初期にかけては真言密教の檀林となり、多くの仏弟子を世に送った。
 本堂は関東大震災で倒壊し、翌年の大正十三年、第二十二世良道僧正(りょうどうそうじょう)によって再建されたものである。


大師堂


観音堂


くろまつ



 当院の松は、樹齢500年前後と言われています。慶長3年(1598)この地に中興した頃から、しずかに世の移り変わりを見つづけてきた古木です。寺と地域の「宝もの」として、みんなで大切にしていきたいものです。


松尾芭蕉句碑



ゆく春や 鳥なき 魚の目は泪


仲良し地蔵尊


山門









◆千住本町住区センター

集会室などが借りられるようだが、施設の概要が書いておらず、他区のHPよりわかりづらいね・・・・。
千住本町住区センター|足立区









◆横山家住宅



 横山家住宅(足立区登録有形民俗文化財)は、宿場町の名残(なごり)として、伝馬屋敷の面影を今に伝えている。伝馬は、人や物資の輪送のために、各宿場に馬を負担させた江戸幕府の制度で、伝馬を負担した者には伝馬屋敷が与えられ、年貢なども免除された。横山家は、江戸時代から続く富裕な商家で、伝馬を負担していた。屋号は「松屋」で、今でいう再生紙を取り扱う地漉紙(じすきかみ)問屋であった。
 横山家住宅は戸ロが街道から一段下がっており、上にいる客を下から迎える形となる。これは、お客様をお迎えする心がけの現れという。また、横山家の敷地は、間口が十三間(約23.5m)、奥行が五十六間(約102m)で鰻の寝床のように長い。
 現在の母屋は、江戸時代後期の建造であるが、昭和十一年(1936)に改修が行われている。間口が九間(約16m)、奥行が十五間(約27m)あり、大きくてどっしりとした桟瓦葺(さんかわらぶき)の二階建である。広い土間、商家の書院造りと言われる帳場、二階の大きな格子窓などに、一種独特の風格を感じる。
 上野で新政府軍に敗れ、敗走してきた彰義隊が切りつけた玄関の柱の傷跡や、戦時中に焼夷弾が貢いた屋根なども残っており、風雪に耐えてきた百数十年の歴史を語る住居である。



横山家の蔵
江戸時代に地漉き問屋を営んだ積山家(屋号:松屋)には、外蔵2棟と、内蔵、紙蔵、米蔵の、5つの蔵がありました。

境在敷地内に残るのは外蔵1棟です。横山家に向かって右側の道沿いに見ることができます。

火災のときには扉や窓を閉め、隙間を埋めて火が入らないように目張りするための壁土を常備し、固くなないようにときどきこねて、いつでも使えるようにしてありました。
また、もし火事があったら、1週間は開けてはいけないと言われていました。

天井に、明治9年 (1876)と書かれた練札があり、 この蔵がつくられた年がわかります。

外側の窓には、 以前は、観音開きの防火扉がついていました。

外壁の折れ釘は、 補修作業のときにはしごを固定する際、 縄をかけるためなどに使われます。
デザイン的にもポイントになっています。

腰巻部分には煉瓦が使われています。









◆千住絵馬屋・吉田家



 吉田家は、江户中期より代々绘馬をはじめ地口行灯(じぐちあんどん)や凧などを描いてきさた際物問屋(きわものどんや)である。代々東斎を名乗っている。手書きで描く絵馬は都内にほとんど見掛けなくなって、稀少な存在となった。
 当代の絵馬師は八代目で、先代からの独特の絵柄とその手法を踏襲し伝統を守り绕けており、昭和五十八年(1983)十二月、千住绘馬づくりが足立区登録無形民俗文化財となった。
 絵馬は、縁取りした経木(きょうき)に、胡粉(ごふん)と美しい色どりの泥絵具で描く小絵馬で、千住绘馬と呼ばれる。絵柄は、安産子育、病気平癒、願掛成就、商壳繁盛など祈願する神仏によって構図が決っており、 三十数種ある。これらの代表的絵馬は、吉田家絵馬資料として足立区登録有形民俗文化となっている。
 地口は江戸時代に流行したダジャレの一種である。ことわざや芝居の台詞、格言等を似た音に置さ換えたものを地口といい、滑稽な画を描いて角型の行灯にLたものが地口行灯である。地口行灯は、元来、稲荷神社の初午(はつうま)の祭礼に奉納されて いたが、現在は九月に千住の各宮で開催される秋祭りの際に飾られ、千住の街を灯している。



通りを挟んで左側が「千住絵馬屋・吉田家」右側が「横山家住宅」









◆ハッピーロード商店会

商店街♪










◆大黒湯

銭湯♪










◆いろは通り

商店街♪














続く。