2021/06/20 西新井散歩 10 URフレール西新井中央公園/西新井中央公園/諏訪木西公園/西新井諏訪神社/伊興地盤沈下観測所/公園

ここでは少し西へ道草するがほぼまっすぐ北へ向かう。
最後の「公園」からは東へ進む。



◆URフレール西新井中央公園










◆西新井中央公園



蛇?












◆諏訪木西公園










◆西新井諏訪神社












◆伊興地盤沈下観測所



 この建物は、地盤沈下を防止するための観測施設です。
 この建物の中には、深さ120mの井戸(観測井(せい))があり、地盤の沈下量と地下水の水位を観測しています。
 地盤沈下は地下水の過剰なくみ上げによって引き起こされるので、地下水の水位を観測し、くみ上げを規制することによって地盤沈下を防止することができるのです。



1 地盤の成り立ち
 この付近は、下町低地の北部にあたります。下町低地の地盤は、 地表面から順に沖積層、東京層群、上総層群などの地層群からできています。このうち、沖積層は今から約2万年前以降に堆積した新しい地層です。また、 東京層群と上総層群詳は、約200万年前から数万年前までに堆積した地層です。
 東京層群と上総層群は、関東平野全体が盆地状に沈降する地殻変動 (関東造盆地運動)により堆積した地層で、その厚さは1000メートル以上に達しています。
 これらの地層の上部にある東京層群の表面は最終氷期に海面が大きく低下したことにより広く削られました。そして、その後の海面上昇により、そこに新らたに粘土や砂が堆積しました。このときにできた地層が沖積層です。
 右の地質柱状図では、地表から33メートルまでが沖積層、その下116メートル。までが東京層群となっています。

2 地盤の性質
 一般的に、地層は新しいものほど軟らかいので、沖積層、 東京層群、上総層群のうちでは、沖積層が最も軟らかく収縮しやすい層となります。
 一方、それぞれの地層は、粘土やシルトあるいは砂や砂れきなどの粒子が層状に堆積してできています。これらの層を比較してみると、収縮し易さに関しては粘土やシルトの層の方が収縮し易く、水の通し易さに関しては砂や砂れきの層の方が水を通し易い層となります。そして、この水を通し易い層が地下水の通り道(帯水層)になります。

3 地盤沈下のメカニズム
 地下水が汲み上げられると、まず帯水層の中の水圧が低下します。するとその影響で、まわりの地層からも水がしぼり出されるようになります。その結果、それらの地層が収縮し地表面が低下して地盤沈下が生じるのです。その場合、粘土やシルトの層の方が大きく収縮することになります。

4 観測のしくみ
 地盤沈下は帯水層の中の水圧の低下が原因としな引き起こざれます。 水圧の低下は観測井の中の地下水位の低下として現れるので、地下水位を水位計,で観測し、地盤沈下の予防に役立てています。
 一方、観測井の鉄管は、その底にある層に固定され、まわりの地層の収縮の影響を受けないようになっています。したがって、この鉄管に対する地装面の動きを沈下計で計測することによって、地表面から鉄管の底までの間の地層の収縮量を測ることができ、 どの層で収縮しているのかを知ることができます。

5 地盤沈下を防ぐために
 地盤沈下は、非常にゆっくりと進行するため、人体で直接感じることはありません。しかし、広い地域で大規模に発生するため、低地部では高潮、洪水などによる災害の危険性を増大させることとなります。
 一度発生した地盤沈下は、地下水の汲み上げを停止したとしてもごもう二度と元にもどることはありません。したがって、地盤沈下を未然に防ぐための地下水の汲み上げの規制が必要なのです。










◆公園

google mapにもただ「公園」とだけ出ていた。











続く。