2022/01/25 神保町散歩 02 神田白山通り商愛会/西神田通り会/研数学館の沿革碑/三崎稲荷神社/水道橋駅

白山通りを北上してJR水道橋駅へ。




◆神田白山通り商愛会

商店街♪












◆西神田通り会

商店街♪












研数学館の沿革碑

 研数学館は『数理を研き宇宙を開く』の理念のもと明治30年(1897年) 数学の泰斗 奥平浪太郎先生創始の私塾を始めとする。大正8年(1919年)〔ベルサイユ条約の年。周恩来が日本から中国に帰国した年〕奥平先生没後、財団法人研数学館 設立者 片山鬼作先生が学館の経営に参画されてから英語科を併設した。
 大正12年(1923年)〔「ひどく不合理(1925)、治安維持法制定の1925年の2年前〕9月の関東大震災〔「大いに(大正12) 人、苦に満ちる(1923)」1923年 関東大震災〕により後者は灰燼に帰し、研数学館の再建ならびに経営は一に片山鬼作先生の双肩にかかった。以来あらゆる困難を克服されて昭和4年(1929年)〔「ひどく憎い(1929)世界大恐慌」1929年、世界大恐慌の年〕2月に現在の鉄筋4階建ての本館を完成すると共に国語科と理化学科を設置するなど教育組織の大拡充を行い、今日の研数学館の基礎を築かれた。
 当時より片山鬼作先生は私学理工系の教育の必要を痛感されていたが、昭和16年(1941年)〔「行くよ勇んで(1941)、真珠湾」1941年、太平洋戦争開始の年〕文部省当局と相諮り、単独にて私財を寄付し財団法人研数学館を設立、自ら理事長の任に就かれて研数専門学校を設立し昭和17年(1942年)4月物理学科と数学科の講座を、翌18年(1943年)4月には電気通信科の講座を開かれた。当時の私学教育は経済的な困難が伴いその困難を解消すべく研数学会講習会の名称で予備学校教育を併設しその果実を専門学校経営に充当してきた。その後 幾多の人材を世に送ったが戦後の学制改革により昭和30年(1955年)3月 第11回生卒業をもって研数専門学校は自然廃校となった。
 爾来財団法人研数学館は大学受験のための総合予備校として各種学校研数学館の経営に専念し、昭和34年(1959年)3月に冷暖房完備の4階建て新館を増築し教育環境の充実を図っていった。
理事長片山鬼作先生は昭和37年(1962年)10月に東京都知事より「教育功労者」として表彰を受け、昭和39年(1964年)〔東京オリンピックの年〕4月「藍綬褒章」を受彰、さらに昭和43年(1968年)秋 受勲の栄光に浴されたが、昭和46年(1971年)〔1970年 大阪万博の翌年〕3月1日半世紀にわたり我が国教育界に大きな足跡を残されて満86歳で現職のまま急逝され、生前の功績に対して追位を賜った。初代理事長の遺志を継いだ二代目理事長 片山政男先生は、昭和50年(1975年)10月に東京都知事より「教育功労者」として表彰を受け、昭和54年(1979年)7月 文京区本郷に化学実験室を完備した地上4階地下2階の本郷校舎を開校し理化学系受験者のための教育環境をさらに充実させていった。そして昭和55年(1980年)より研数専門学校設立当初の趣旨を継承していくための『理学研究社助成基金』の積立を開始し財団法人としての方向性を明確にした。昭和60年(1985年)〔阪神優勝 日本一の年〕〔桑田・清原がPL学園3年で夏大会全国優勝の年〕には習志野市開発公社の要請に応じ総武線沿線の生徒への時間的・経済的負担を軽減させるため千葉県習志野市に地上8階地下1階の専修学校研数学館津田沼校を開校した。さらに昭和63年(1988年)2月に地上5階地下1階の本部校舎B館を、また平成2年(1990年)7月に地上8階地下1階の津田沼校新館を相次いで完成させ増大する受験生の要請に応え「生徒と共に」を教育理念とし生徒の可能性を最大限に育む予備校としてその存在価値を高めていった。
 しかし18歳人口の減少や学部・学科の新・増設と短期大学の4年制大学への昇格などに伴う受入れ枠の拡大で「大学全入時代の到来」とも言われ1年先の受験を目指し捲土重来を期す生徒が大幅に減少し、このような状況のもとで予備校としての教育活動を続けていくことは教育の環境と質を低下させることにも繋がりかねないため研数学館が永年「生徒と共に」という教育理念に支えられ行ってきた大学受験のための予備校教育はその使命を全うしたと判断し、理事長 片山政男先生の英断により平成12年(2000年)3月限りで予備校としての教育活動を修了し理事長もその任を自ら辞することとなった。
 今後は研数学館創立当時の基本にある『数理を研き宇宙を開く』の考えに基づき理学研究者への支援活動にのみ活動を限定し、公益法人としての使命を果たしていく予定である。



近くにあった地図











◆三崎稲荷神社

もう何度もお参りしている神社。
ここは駅から近いので近くに来たら寄ってしまう。












水道橋駅











錦糸町・両国散歩へ続く。