2022/01/29 中野本町散歩 02 和田商栄会/杉並能楽堂/民間信仰石塔/杉並区立和田十貫坂緑地/和田さくらの坂公園/女子美術大学

史跡など巡りながら、路地を北へ。





◆和田商栄会

商店街♪












◆杉並能楽堂



 能楽堂は、能・狂言の上演のために作られた劇場で、屋根のある能舞台と見所(観客席)とを、ともに屋内に設けた建物です。
この能楽堂は、能楽師大蔵流狂言方二世山本東次郎則忠が、明治43年、弟子の渡辺勝三郎(銀行頭取)の援助で、本郷弓町(現文京区本郷二丁目)に創建したものです。その後、昭和4年当地に移築再建されました。都内にある能楽堂の中で二番目に古く、また自然光の中で能・狂言を鑑賞できる東京で唯一の舞台と言われています。
 創建にあたっては、二世と懇意の彦根井伊家に残る江戸城三の丸の図面をもとに、舞台はもちろん橋掛り(舞台左手の渡り廊下、実質上は舞台の延長)に至るまで、当時そのままに再現されたといいます。鏡板(舞台正面の羽目板)の老松も下図どおりに描かれ、絵筆をとったのは弟子の正木白羊です。当時若かった三世(現当主四世の父)も絵の具を溶いたりして手伝ったそうです。松の緑の葉の絵具は、緑青を使っています。
 能舞台に出入りする口は、鏡の間(出演前の控えの間)から橋掛りへ出る幕口、舞台右側の地謡座の奥の貴人口、更にその奥の切戸口の三つがあります。貴人口は広く、切戸口は狭く作られており、江戸時代の名残をとどめています。舞台の床下は束柱を立てない特殊構造で、甕がうめてあり、共鳴効果を高めています。
 この能楽堂では、狂言大蔵流の東の名家として、四世山本東次郎氏を中心にした狂言会の他、能・狂言を愛好する一般の方々の発表会にも利用されています。










民間信仰石塔

一度来たことがある。
2019/04/13 方南散歩 08 天狗不動尊/佼成会通り商店会/区制碑/富士見橋/中野富士見町駅/民間信仰石塔 - ovanの社会科見学



 ここに建立されている石塔は、元禄五年(1692)銘・正徳二年(1712)銘の庚申塔享保二年(1717)銘の地蔵塔、建立不明の庚申塔1基と、地蔵塔2基の計6基があります。
庚申信仰は、「長生きするためには庚申の夜は身を慎しみ、諸善を行い、徹夜をすべきである」という中国の道教説から始まったようです。それが日本に伝わってからは、中世以降仏教や神道の信仰と習合して庶民の間にひろまりました。
 江戸時代には、本尊を青面金剛とし、不見、不聞、不言の三猿が彫られるようになり、ここに見られるような庚申塔の建立が盛んになりました。
地蔵菩薩の信仰は、仏教の民衆化とともに宗派を超えてひろまりました。地蔵菩薩は、冥界と現実界の境に立って人々を守護するということから、村や道の境や村の安全を守護する菩薩とされ、村の路傍又は辻に多くの建立されています。
 ここの石塔は、この辺りが武州多摩郡和田村字本村、又は砂利田と称された頃、この地域の講中の人々によって悪病退散、村民安全などを祈願して建立されたものといわれてます。
現在でもこの信仰の気持ちは変わらず、参拝に来る人も年々増えているとのことです。
 私たちもこのような文化財を、一層大切に守りつづけたいものです。










◆杉並区立和田十貫坂緑地










◆和田さくらの坂公園











女子美術大学

女子美術大学(じょしびじゅつだいがく、英語: Joshibi University of Art and Design)は、東京都杉並区和田一丁目49番8号に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は「女子美(じょしび)」。
東京5美術大学多摩美術大学、武蔵野美術大学東京造形大学日本大学芸術学部)の一校である。 』
女子美術大学 - Wikipedia










続く。