2022/02/28 稲荷町散歩 01 新高円寺駅/田原町/仙蔵寺/玉宗寺/東陽寺跡/竜宝寺/西光院

24時間勤務アケで、東京メトロ銀座線田原町駅から都営浅草線蔵前駅東京メトロ銀座線稲荷町駅、都営大江戸線新御徒町駅経由で東京メトロ日比谷線秋葉原駅まで散歩。
東京メトロ丸の内線新高円寺駅でメトロ24時間券を購入して出発。





田原町駅に到着後は駅南側エリアを散策。
ものすごくお寺がいっぱい。



新高円寺










田原町




田原町駅芸 能紋 について

この駅内に点在する、漆喰による芸能紋は昭和二年十二月三十日に浅草~上野間が東洋で初めて地下鉄として開通したとき誕生した。当時日本一の繁華街として賑わった浅草への玄関口に趣をそえるため、設計を担当した今井兼次早大名誉教授(当時) がデザインしたもので往時をしのばせる歌舞伎、新派等、花形役者の家紋ばかりを集めている。
俳優名盤(杉岡文楽著大正十四年発行)の資料による。


近くにあった地図








◆仙蔵寺


観音像


六地蔵


山門








◆玉宗寺










◆東陽寺跡



現地には説明版など何も見当たらなかった。
google mapのマークは上の写真のところあたり。









◆竜宝寺


鯉塚



 嘉永六年(1853)三月二十九日、浅草新堀川龍寶寺門前付近に四尺五寸程なる大鯉浮かびいたるを見て、町の人々大騒ぎとなり之を捕えんとせしも大鯉暴れ容易に捕獲出来ず遂に船を出し血気の若者達数名川に飛び込み各自刃物竹槍等にて突き刺し漸く大鯉の弱りたるところを捕え河畔なる龍寶寺庭内大池に放ちやりしか。四月三日大鯉は遂に死せり。
 然るに近隣の者、その夜大勢集まりてこれを食せしところ、にわかに高熱にななされ吐血する者も有り40日余大いに苦しみたり。特に料理せし者のうち2人は同月十六日に、他の4人は同月二十三日相次いで悶死せり。遺族の者達この不思議なる祟りにおどろき、ゆかりの者一同と心を合わせ鯉の霊を慰めんと龍寶寺境内に供養の碑を建て篤く弔いたり。
やがて風間日々に広まり参詣する者次第に多く又不思議にもろもろの奇瑞をあらわし、とりわけ安産子育て開運出世縁結びなどには霊験あらたかなるにより、参詣人の讃仰いと篤く江戸中の評判となり。
 これよりいつしか龍寶寺を鯉寺と言い伝えたり。
 然るに大正十二年九月一日の大震火災にて碑は崩れ去り、昭和十二年四月三日、千人に及ぶ善男善女の結縁協力に依り昔に勝る鯉塚の再現となり。あらたに昇鯉観音堂建立を再現し江戸以来の名跡復活なると信徒の者達大いに喜びいたりしも、無情なり日米開戦後、昭和二十年三月十日東京大空襲の折再度崩壊の厄に逢い、爾来39年の星霜を経て今日に至る。
 然るに此度信徒の有志の人々大いに惜しく思いて今ひとたび再建の大願成就を期し、精進結集の祈り空しからず遂に機熟してここに入魂かがやく鯉塚の層心を戒しめ、江戸名跡の保存伝承ならびに昇鯉観音信仰に思いを致し、併せて各精霊の冥福を祈り、広く世の人の幸福を分たんとするものなり。










◆西光院










続く。