西日暮里駅近くの松屋で朝ごはんを食べた後、道灌山通り沿いに北東へ進む。
◆松屋 西日暮里店
朝ごはん♪
◆日暮里道踏切
常磐貨物線の踏切。
◆道灌山通り商和会
商店街♪
苦しみをなくす処方箋
「おかあさんはぼくのむねの中にいます」
亡き人は、愛し愛された人のもとで生きつづけるのです
おかあさん
小学校一年生
おかあさん、おかあさん、ぼくがいくらよんでもへんじをしてくれないのです。あのやさしいおかあさんは、もうぼくのそばにいないのです。なくなってしまったのです。
きょねんの十二月の十日にかまくらのびょういんで、ながい病気でなくなったのです。いまぼくは、たのしみにしていた小学一年生になり、元気に学校にかよっています。あたらしいようふく、ぼうし、ランドセル、くつで、りっぱな一年生をおかあさんにみせたいと思います。
ぼくはあかんぼうのときおとうさんをなくしたので、きょうだいもなくおかあさんとふたりきりでした。そのおかあさんまでがぼくをひとりおいて、おとうさんのいるおはかへいってしまったのです。
いまおじさん、おばさんの家にいます。毎日学校にいくまえに、おかあさんのいるぶつだんにむかって、いってまいりますをするので、おかあさんがすぐそばにいるような気がします。べんきょうをよくして、おとうさん、おかあさんによろこんでもらえるようなよいこになります。
でも、学校で先生が、おとうさんやおかあさんの話をされると、ぼくはさびしくてたまりません。
でもぼくにもおかあさんはあります。いつもぼくのむねの中にいて、ぼくのことをみています。ぼくの大すきなおかあさんは、おとなりのミイちゃんやヨッちゃんのおかあさんより、いちばん、いちばんよいおかあさんだと思います。
おかあさんぼくはりっぱな人になりますから、いつまでも、いつまでもぼくのむねの中からどこへもいかずにみていてください。
亡き人はどこへ行くのでしょうか。どこにも行きません。亡き人は、愛し愛された人のもとで生きつづけるのです。
続く。