2018 /09/09 杉並区立郷土博物館分館 企画展「杉並銭湯いまむかし つながる人、まち」

24時間勤務アケで、友人と杉並区立郷土博物館分館へ。



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「杉並銭湯いまむかし つながる人、まち」



杉並区内の銭湯事情、歴史などが展示されていた。
<感想>
杉並区内に200軒近い銭湯があったが、今では19軒しかない。
杉並区の銭湯がいつできていつ廃業したのかわかる年表があった。
塩谷歩波さんが描いた銭湯のイラスト(銭湯図解)がなかなかよい。
展示図録があっても良かったと思う。



さらにその後関連トークイベント。
「銭湯×暗渠 その魅力を探る」
ということで、塩谷歩波さん、高山英男さん、吉村生さんの3人によるトークがあった。



<塩谷歩波さん>
設計事務所で仕事をしていたが、体調を崩し休職。
銭湯に通ううちに体調がよくなり、ついには銭湯「小杉湯」へ就職。
小杉湯の番頭として働きながら、銭湯図解というイラストを描く。


コンディション、シチュエーションによって行く銭湯
泣きに行く銭湯 泣くのにちょうどよいサウナがある。
桜を見る銭湯  春になると桜が見える銭湯。宴会場やカラオケあり。
走る銭湯    善福寺公園で走った後にお風呂に入るのが気持ち良い。

など、銭湯の魅力を熱く語ってくださいました。



<高山英男さん>
次にお話ししてくださる吉村生さんと「暗渠マニアック!」という本を出した方。
暗渠の魅力をたっぷりとお話ししてくださった。
こういったところに暗渠がみつかりやすいという「暗渠サイン」を紹介。


道路が入ってこられないように車止め

マンホールがたくさん(下水化している)
背を向けて建物が建っている。

製餡所 
テント屋さん
冰屋さん
染物屋さん

米屋(水車)
釣り堀
ゴルフ練習場
教習所


水を使う施設が多いとのこと。
製餡所に至っては76%も暗渠沿いにあるとのこと。
想像もつかなかった。



<吉村生さん>
暗渠というよりは、杉並区にあった銭湯のおもしろいエピソードを語っていただいたのがよかった。

”覗かれる銭湯”ということで「所得調査」で役人が3つの銭湯を視察したとき、女湯を覗いていたとか(w
しかも酒、ビール飲みながら。
今じゃかなりの問題になるよね(w


”信念を貫く銭湯”
中央線沿いに温泉は出ない!!
という研究結果を知りながら頑張って掘ったらわずか90メートル掘っただけで温泉が出てきた。
鉄泉だったとのことだった(驚


あとは釣り堀に関する歴史もおもしろかった。
大きな釣り堀がたくさん杉並区にあったんだね。
今じゃあんまり釣り堀も見なくなったなぁ。





かなり有意義な時間が過ごせたと思う。
いつもの散歩でも暗渠を気にしてみてみようと思った。
本も買ってみようかなあ・・・・。