荏原町駅まではいかず、駅の南側エリアを大井町線に沿うように東へ進む。
◆荏原町商店街
◆天保二年銘道標
他の面はアルバムに入っている。
東海道を南品川宿で分かれて大井を横切り、中延と馬込の境を通って千束で中原街道に合流する品川道と、中原街道を平塚橋で分かれて中延。馬込を通り、新井宿で池上道と結ぶ通称中通りとの交差点に建てられた道標である。
道標の四面には、行先と天保二年(1831)に下中延村の題目講の人々が建てたものであることが刻まれている。下中延村とは、中延村の増上
寺領の区域を示す俗称で、同じ中延村の天領(江戶幕府が直接支配Lた土地)の区域は、上中延村と呼んだ。
この道標は、江戸時代における主要道路の道筋を示す資料として貴重なもの であり、また、同じ中延村であっても、支配者が違えばそれぞれ別個に講の集団を組織したことを示す資料としても価値が高い。
◆中延駅
◆中延駅前通り商店街
続く。