最初に「住友大阪セメント栃木工場」見学。
敷地内は撮影不可。
写真を撮っても良い場所があるがインターネットへの掲載もご遠慮くださいとのことだった。
うむむ・・・。
見学の流れは他の工場見学の時のように、会議室へ案内されて会社説明。
住友大阪セメント栃木工場は操業開始が1938年。
なんと80年の歴史がある。
近くにある唐澤鉱山から運ばれてくる石灰石を砕いたり焼いたりしてセメントに仕上げるそうだ。
環境への負荷を下げるために2009年に木質チップを原料としたバイオマス発電設備を運用を開始。
出力は2万5000kw。
で、ちょっと調べてみた。
かなり前に見学した東京電力の品川火力発電所は114万kW。
地震で話題になった北海道電力の苫東厚真発電所は165万kW。
これらはけた違いだね。
一つの工場を稼働させるには充分で、余った分は外部に売っているとのこと。
また、木質チップを使っているため二酸化炭素の排出量は「0」とみなされるとのこと。
お話を聞いた後はヘルメット装着!
長靴まで貸してくださって工場見学へ。
まず「キルン」と呼ばれる回転窯の前で説明。
セメントを作るための「焼成」を行う巨大な回転窯だ。
1400度以上にまで加熱され「クリンカ」という石状の鉱物ができるとのこと。
直径が4.1m。
長さが62m。
と、もらったパンフレットに書いてある。
間近で見るとかなり巨大なパイプがグルグル回っている。
音と振動、そしてかなりの熱気も感じた。
次に「バイオマス発電設備」へ。
燃料に使われる木質チップは建築廃材や間伐材を粉砕したもの。
使った分の木は植林すればまた同じ分の二酸化炭素を吸ってくれるため、排出量は「0」とみなされるそうだ。
そして、「唐澤鉱山」へ。
こちらにある石灰岩は生物由来とのことで、サンゴや貝の殻などが堆積してできたものとのこと。
化石も見つかるとのことだ。
発破して岩を砕く様子を見学
発破中は撮影がダメだったので直後をパチリ。
この写真だとわかりづらいが煙があがっている。
採掘された石灰岩は日本で唯一「カプセルライナー」という装置で運ばれている。
筒の中を空気の力で運ぶのだ。
ラ〇ホテ〇のお金入れるところ・・・・・・を連想してしまった(汗
以前は汽車で運んでいたが、騒音などが問題になったために導入したとのこと。
最後にまた会議室に集まってヘルメット、長靴をお返しして見学終了。
とても丁寧に説明してくださった工場の方々に感謝です。
お昼は「鈴庵」で、ご当地グルメ「大根そば」を食す。
佐野市名物だそうだ。
続く。