2023/03/29 北関野八幡神社




御祭神  應神天皇
由緒   享保九年(西曆一七二四年)三月中創建昭和十八年小金井大綠地造成の為(現小金井公園)現在地に遷座
総本社  (宇佐神宮)九州宇佐市
御神徳  子育の神 勝守の神



江戸・東京の農業関野クリ

 江戸時代、江戸近郊には年貢米のほか、 将軍家が消費する新鮮な野菜、果物、魚介類などの上納を指示された村がありました。
 多摩地域では多摩川の鮎、 府中の真桑瓜、 そして、 小金井のクリもそのひとつでした。
 武蔵野新田の世話役, 川崎平右衛門が、 延享4年(1747) に、 小金井村に3,600坪に及ぶ幕府の御料林 「十ヶ新田栗林」 (現在の西武多摩川線新小金井駅西側一帯)を設けてからは、クリは小金井の名物となりました。
 安政 (1854~59) の頃まで活躍していた当神社の氏子、 植木屋の庭田五郎兵衛は「八王子付近の山クリを拾って、 自宅の畑にまいたものから育成した」 (子孫の丈俊氏談)。 そのクリに「五郎兵衛」と名付けたが、優秀性が認められ地元で広く栽培されていました。 その後、いつとはなく土地の名を取って「関野クリ」と呼ばれるようになりましたが、クリの害虫、クリタマバチに弱かったため、 その後減少の一途をたどりました。




榛名神社





◆田彦神社



砲弾?




◆松島家のサンシュユ



 この庭内のサンシュユ(山茱萸)の木は、江戸時代、新田開発のため陣屋が置かれた関野新田の村役人をつとめた松島家に、幕府から川崎平右衛門を通じて、新田開発成功の賞として贈られたものの一本と伝えられ、市内では最も古いものです。
 サンシュユは、ミズキ科の落葉小高木で、江戸時代に、原産地の朝鮮半島から薬用として輸入されました。ハルコガネバナとも呼ばれ、早春、葉に先だって黄色い粟粒のような花が咲きます。




◆桜




◆鳥居




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