2023/09/10 金山神社



 金山神社の創建については、明らかではない。しかし中世に鍛冶職であった小町大膳左京主水が、鍛冶の神である金山神を邸内に祀ったことに由来すると伝えられる。
 江戸後期の地誌「新編武蔵風土記稿」によれば、「金山社除地100坪、小名下にあり。社は3尺四方、上屋1丈に2間。拝殿3間に2間東向。金山権現、御嶽権現をも合せ祭れり。神体なし。相殿なれども金山とのみ称し額にも只金山と扁す。社前に鳥居をたつ。其廻りに古木49尺、村の鎮守なり」との記述がある。当時既に廻田村の鎮守であり、御嶽権現も合祀されていた。さらに境内には大樹が四、五本あったことが判明する。
 明治6年に村社に列せられ、同10年1月には村内にあった稲荷社(廻田稲荷神社)が金山神社に合祀された。明治40年には、やはり村内の神明社戸隠神社末社として境内に遷座された。
また金山神社の社殿は大正10年に大改修されている。
 祭事については、春の大祭は4月15日に秋の大祭が9月第三日曜日に執行されている。




神明神社



 廻田町四丁目一番地辺りに祀られていた神明宮をこの場所に移した。神明神社天照大御神主祭神とし、伊勢神宮内宮を総本社とする神社で、全国に約五千社ある。天照大御神は太陽を神格化した神で、国家神道皇室神道神社神道になっている。




戸隠神社



 戸隠山の麓に奥社、九頭竜社、中社などの五社を配するのが戸隠神社氏子はいない。多くの崇敬者が全国から訪れ、廻田町民も戸隠講を作り参拝していた。昭和十六年に境内に戸隠神社を造り、祭典を行っている。正面に建設関係者を記した額がある。




◆鳥居




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