2022/12/24 安養寺




六地蔵





◆安養寺梵鐘



 この梵鐘は安永二年(1773)十月、当時の武州多摩郡吉祥寺村の小美野(濃) 源助が本寺に奉納したもので、江戸時代のものとしては市内に現存する唯一のものです。
 鐘の身高は102.5cm、竜高は37cm、ロ径は69cm、駒爪厚は7cmです。梵鐘としては大きい方で、竜頭の二本の角は江戸期のものの特徴をよくあらわしています。
 鋳造した人は境村の高橋甚右衛門尉藤原宣満といい、 鋳物師・七之丞とも呼ばれた人です。このように本鐘は、当市域の鋳物師の存在を知る史料としても貴重なものです。





◆布袋様





◆布袋様の甲辛(こうしん)供養塔



 この庚申塔は、代官野村彦太夫により吉祥寺新田村の検地を受けた翌年の寛文五年(1665)十二月に建てられ、旧北多摩郡では最古のものに属します。碑の高さは117cm、幅39.5cm、厚さは12cm、銘文には吉祥寺新田開発に関係の深い人達の名が刻まれ、特に女性の名が十数人も記されているのは珍しいことです。
 銘文中の「南無阿弥施仏」は「南無阿弥陀仏」、「甲辛」は「庚申」だと考えられます。
 庚申塔は六十回目(日、年)ごとに回ってくる「庚申」の夜を供養する塔です。





◆山門





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