2023/02/06 竹林公園の湧水(東京の名湧水57選)






 「雑木林」という言葉は、 なんとなく心なごむ “ふるさと” につながるような味わいを持っています。 国木田独歩が、 あの 「武蔵野」 で賞揚した武蔵野の風景は、コナラ、クヌギエゴノキなどの樹種からなる雑木林や畑、水田、屋敷林等が、野の道や用水、崖線の緑によってつづられて構成された“農” の風景でした。 しかし、都市化の進展により、広く都民に親しまれてきたこのような景色は、現在ではほんの一部の地域に残っているだけです。
 東京都では、 多摩東部地域に残る雑木林を保全し、この雑木林を中心とした武蔵野の風景をつづる道を、 都民の憩いの場として積極的に活用することを目的として、「雑木林のみち」 事業を進めています。 「雑木林のみち」は、10コースで構成され、どのコースも、 半日あればゆっくり散策できる長さです。
 このコースは南沢・南町コースで、落合川の湧水群と南町の雑木林を訪ねる道です。
 南町付近には、神社、屋敷、新田割りの農地と農用林の昔からの結びつきが今も残っています。








◆竹林公園の湧水点






◆湧水の脇にあった祠






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