矢沢大堅(やざわたいけん)は、江戸中期に中国から渡来した黄檗宗に帰依し、 武蔵国多摩郡上谷保村(現国立市) に圓成院という寺を開いていました。
享保9年(1724) 5月野中新田の開拓が許可されると、大堅は、渡来してまだ日の浅い黄檗宗をこの地に広めようと、無人の荒野にこの地としては最初の草庵を構え、自らも開拓の鍬をふるいました。
その後、享保12年 (1727) には上谷保村から圓成院をこの地に引寺し、師僧実山道伝(しそうじつざんどうでん)を勧請して開山に仰ぎ、 野中山圓成院と称しました。
宗派 黃檗宗 大本山万福寺末寺
本尊 薬師如来
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