◆玉川八景
美しい自然に恵まれ、 四季を通した憩いの場所として多くの人々に愛され親しまれている多摩川は、 自然・人工・歴史、 そして人々の生活とが複合した独特な景観を形づくっています。
多摩川八景は、都市河川多摩川への関心を高め、 環境整備の方向性を探ることを目的として、 建設省関東地方建設局が主催した「あなたが選ぶ多摩川八景」に寄せられた投票を参考に、昭和59年4月、選定されました。
風景の一つ一つはそれぞれ異なる美しさを示し、八景全体では、 多摩川の魅力のすべてを語りかけてくれるでしょう。
一人でも多くの方に多摩川のすばらしさを知っていただけたら幸いです。
① 多摩川の河口
② 多摩川台公園
③二子玉川 兵庫島
④ 多摩大橋付近の河原
⑤ 玉川上水
⑥ 秋川渓谷
⑦御岳渓谷
⑧ 奥多摩湖
◆幸せの鐘
◆玉川上水旧堀跡
玉川上水では、元文五年(1740)に多摩川の洪水被害を避けるための掘り替え工事が行なわれました。 このとき廃棄された堀の遺構が玉川上水旧堀跡です。
承応三年(1654)の完成から約九〇年が経った玉川上水では、多摩川の出水によって福生市内の一部で上水の土手がしばしば崩壊し、このままでは通水に支障が生じる恐れもありました。そのため代官上坂安左衛門のもと、上水世話役川崎平右衛門によって、三三七間(約613m)程の新しい水路が作られました。
現在、旧堀跡の片側の土手は崩壊していますが、もう片方の土手及び堀敷部分は遺構として残存しています。
この玉川上水旧堀跡は、近世中期の大規模な土木工事の遺構として、歴史的、学術的に大変貴重です。
◆中西悟堂 「野鳥村」 構想の地
中西悟堂の業績をたずねて
1934(昭和九)年に「日本野鳥の会」を創設した歌人・詩人で野鳥研究家の中西悟堂は、1944(昭和十九)年には福生で暮らし、現在の福生加美上水公園内のこの付近に、日本初の野
鳥研究所を兼ねた「野鳥村」の設置構想を持っていました。
残念ながら、第二次世界大戦の戦局の悪化などから構想は『まぼろしの野鳥村』となってしまいましたが、中西悟堂の意志を継承する活動は現在も続いています。
左記の詩は、中西悟堂がこの付近で1946(昭和二年四月に詠んだものとされ、現在でもオナガがこの付近でもよく見られます。
尾長
冬規(つき)のうれを離れて飛ぶ尾長
あとよりあとより次の槻へと
水色のつばさを搏(う)ちつつ尾長らは
こもごもに啼きて多摩川を越ゆ
その翼開きつ閉ぢつ尾長らの
長尾のびやかに広き川越ゆ
このプレートは中西悟堂生誕一二〇年を記念し、中西悟堂協会が有志の寄付をもとに設置しました。
永昌院と読み取れるので、そこの墓地?
ちょっと離れているけど調べると近くにある。
詳しい事をわかる方がいらっしゃいましたら教えてください。
ぺこ <(_ _)>
永昌院の場所
場所はコチラ