2012/02/25 しらせ乗船とウェザーニューズ見学

ウェザーニューズ社が所有する「しらせ」に乗船してきました!

最初は「しらせ」だけかなあと思っていたら幕張テクノガーデンにある
ウェザーニューズ」さんの会社も案内してもらいました。

ウェザーニューズ設立のきっかけは船乗りを守るための気象情報がほしい
というものからでした。



1970年 小名浜港爆弾低気圧の影響で貨物船が沈没、15人が亡くなりました。
この低気圧の急速な発達は予測が難しく、また海に関する気象情報が不足して
いたため、創業者がなんとかしようと、1986年に設立した会社だそうです。



天気情報を作ったりしてる現場





ついに人工衛星まで打ち上げるそうです!

最近地球温暖化で北極の氷がとけた影響で、船が通れるようになり、
北極海では新しい航路ができるんだそうです。


そのため衛星をあげて氷の様子を観測するとのこと。
北極って静止軌道があるのかな?って思ったら、やっぱり極方向に回るらしいです。
1日に4回北極上空を通過するそうです。


ドップラー式のレーダーや、移動式の観測機をいっぱい設置してゲリラ豪雨の捕捉率90%以上を目指すそうです。


これで人が亡くなるという悲しい事故が減らせるといいですね!


さて、これでウェザーニューズ社さんの社内見学を終えて、「しらせ」へ移動です。


幕張から船橋港まで車で送っていただきました。


いよいよ「しらせ」見学です。


操舵室はとてもひろい!


操舵室から舟橋港


操舵室の艦長の椅子(赤)と副長の椅子(白)


操縦系統


ヒーリング装置

氷から抜けられなくなったら、船に積んである燃料を左右に振って、
氷を割る装置だそうです。
ただ、しらせは非常に優秀な船なのであまり使うことはなかったそうです。



そうそう、しらせが氷を割りながら進むときは、氷の上に乗り上げて、
船の重みで氷を割るんだそうです。
割ったら今度は後進し、また乗り上げて・・を3万・・・いくつだっけ?(w
あとで調べておきます(www

通常エンジンはプロペラの動力となりますが、しらせはこの後進と前進を素早く行えるようにエンジンで発電し、電気モーターでプロペラを回すそうです。


つかまるための手すり


最大で左に53度も傾いたそうです(汗


操舵室を出て食堂や他の部屋を案内してもらいました。


作戦室
しらせが自衛隊の船であったことを再認識させられます。

途中で見た救命艇

ここでも操船できるそうです

床屋さんもありました

歯の治療台
長い航海ともなると歯が痛くなると・・・・・


艦尾のウェザーニューズの旗


ところどころペンキがはがれてきたので、ペンキ塗りしないとだそうです。
ボランティアするから是非呼んでほしいと言っておきました(w

大体3時間半、楽しくてとてもためになる見学会でした♪