2023/11/07 東学寺


『永禄年間(1558年 - 1570年)、常誉法印によって開山された。その後、1680年(延宝8年)に賢政によって中興された。しかし1880年明治13年)の火災で全焼した。1915年(大正4年)にようやく再建された。
往時は境内とは別個に寺有地として2反1畝1歩(約21アール)の田圃があったが、農地改革で没収されてしまった。
当寺の本尊は、「亀乗薬師如来」と称する薬師如来である。1570年(元亀元年)に海中から拾い上げた薬師像を与八郎が当寺に奉納したものである。 』
東学寺 (浦安市) - Wikipedia


亀乗薬師如来

 元亀年間(1570~73)頃の堀江村(現在の堀江)に、与八郎という人が住んでいました。あるとき、与八郎の年老いた母が砂浜で人形のようなものを拾い、家に持ち帰り玩具箱に入れておきました。その頃、村中に疫病が流行し、与八郎を除く家族や使用人までも疫病にかかってしまいました。
 当時、下総国木根川(東京都葛飾区)の薬師如来(註:木下川薬師浄光寺)は霊験あらたかと知られており、与八郎は家族の病気快復を祈願しようと参詣しました。
 ところが住職に「何もわざわざ来なくても、あなたの家に薬師如来があります」といわれ、急いで家に帰り探したところ、玩具箱の中に亀の上に乗っている薬師如来を見つけました。
 早速、この薬師如来を仏壇に安置してお供え物をし、念仏を怠らなかったところ、まもなく家族の疫病も快復しました。後日、与八郎は、東学寺に薬師如来を奉納し、今でも、東学寺の本尊としてまつられています。
 この東学寺本尊の薬師如来は非公開となっています。




◆福好稲荷大明神



◆石仏群



地蔵尊



◆山門



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