平成二十三年三月十一日に発生した東日本大震災の大きな揺れにより弁財天の玉垣が被災したが、多くの方々より浄財ご支援を賜り早々に修復するに至った。
くるわの人々の安泰と災害が再び起こらないことを祈りここに復旧の証を刻み碑を建立する。
猫実の弁天様
明治十七年十月(1884年)川島という人が建立した。この弁天様は猫実の弁天様といい、左右天命をお祀りしてある。
弁天様は灰やのくるわに災害が起る前には、女の姿になってあらわれ、災害を未然に教えたり、大津浪の襲来を予告したりして常にくるわの人達を救ってくれるといわれ、非常に霊験あらたかなところから、信者が多く、特にくるわの人々は付近の守り神として崇拝している。
大正六年(1917年)の大津浪で堂宇が流失してしまったので、くるわの人達は浄財を持ち寄って弁天様を再建した。
堂宇の中には、行徳の後藤物具師の作による弁財天が本尊として安置してある。
灰やのくるわの人々は、毎年一月、五月、九月の三日にお祭りをしている。
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