『創建年代は不明である。ただ慶安 - 元禄年間(1648年 - 1704年)に並木村から上小村田村が分村したときに移設されたという記録があることから、江戸時代前期には既に存在していたものと推測される。旧所在地は現在の同市同区桜木町で、当地からは当社の遺物が出土している。「寿福寺」が別当寺であった。寿福寺は真言宗の寺院であったが、明治初期の神仏分離により、廃寺に追い込まれた。
1873年(明治6年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられ、1908年(明治41年)の神社合祀により、周辺の10神社が合祀された。 』
氷川神社 (さいたま市大宮区上小町) - Wikipedia
モッコクは、温暖な地方の山地に生育し、高さが10~15mまで成長する常緑高木です。庭木としても多く植えられます。葉は長楕円形で厚く、滑らかで光沢があります。雌雄異株で、雌株は、夏には枝の上部に小さな白い五弁の花が下向きに開き、直径約一秒の丸い実をつけます。
実は、秋が深まると赤く熟します。
樹皮はタンニンが多く含まれるため、茶色の染料に使われ、樹皮を剥いだ材は鮮赤色で櫛や床柱に用いられます。
上小町氷川神社は、むかしから村人の篤い信仰に支えられ、また近所の子供たちの遊び場として親しまれてきました。樹齢が百五十年前後と推定されるこのモッコクも、かつては傍らで少女たちの花いちもんめのメロディーを聴きながら、少年たちの馬乗りの背あてとしてどんなにか活躍したことでしょう。いまは懐かしい風景となってしまいました。
地域の生活と共に成長してきたこのモッコクを、これからも見守っていきましょう。
目通り 1.84m
根回り 5.70m
枝張り 東3.50m
西5.70m
樹齢 推定150年
◆神楽殿
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