2018/01/27 葛西散歩 06 新川西水門広場/旧新川西水門跡/新川排水機場/東京湾岸警察署中川水上派出所/キティ台風潮位/鶴岡寒鱈祭り

前の日記、西水門橋付近にスポットが固まっていた。
google map を頼りに歩いていると、道のどこから入ればよいのかがわからないのが辛い。



◆新川西水門広場



右の火の見櫓は上にのぼることができた。


火の見櫓からの景色

風が強くて反対側の窓は閉まっていた。
残念。



<新川>
 かつて、江戸川から古川の流れを経て、三角で新川に入り、西へ至る流路がありました。
 天正十八年(1590年)の徳川家康江戸入城後、その命により、この流路を含め、行徳までの航路として、道三堀、小名木川と共に開削が計画され、実行されました。
 寛永六年(1629年)には、現在の新川橋辺りから東側が新たに開削され、今では全体が新川と呼ばれるようになりました。以来、新川は、江戸市中に様々な物資を運ぶ水路、行徳の塩を運ぶ「塩の道」として多くの人に利用されてきました。また、沿川には味噌や醤油を売る店や料理店などが立ち並び賑わいを見せていました。
 新川は、江戸時代から明治・大正に至るまで、利根川・江戸川を経由して、東日本からの様々な物資を運び、客船が行きかう重要な水路として発展し、地域の人々の生活に深く関わってきました。
 しかし、昭和に入り荒川放水路の完成や東西の水門の閉鎖等により、船の就航も行われなくなりました。
さらに、高度経済成長期には、地下水の汲み上げによる地盤沈下により、新川との間に何回も嵩上げされた高い護岸が整備され、人々の生活から遠い存在となってしまいました。
 その後、平成五年より耐震護岸整備・親水河川化や新川千本桜整備が進められ、都市空間の中の貴重な水辺として生まれ変わり、親しまれています。

<新川千本桜>
 平成十九年四月から、新川の両岸の遊歩道に桜を植樹し、江戸情緒あふれる川並みとして整備する「新川千本桜計画」を始めました。新川の全長約三キロメートルの両岸に桜を植え、新しい桜の名所とし、潤いと賑わいのある川の創出のため江戸情緒あふれる川辺づくりや、南北地域の輪が一層広がるよう人道橋並びに広場橋の架設など、歴史や文化を継承する空間を創出しました。


塩の道 新川

<新川西水門広場>
 新川西水門広場は、新川千本桜の起点として整備され、敷地内には、昔ながらの名跡や本瓦葺き屋根の白壁、桜を基調とした植栽等を配置した江戸情緒醸す広場です。その他に、白壁の蔵を模した手洗い所や、新川千本桜のモニュメントとなる火の見やぐらがあります。この火の見やぐらには、解放時に登ることができ、あたりを一望することができます。

<新川西水門跡>
 高度経済成長期において、工業化による地盤沈下が進み高潮に耐えられなくなったため、昭和三十七年から昭和四十年にかけて東西の水門を常時閉鎖して新川の推移をAP+0.五メートルまで低下させて安全性を確保しました。
 そして、水門の役目を終わった新川西水門がここにあったことを記憶に留めておくために、その柱の一部を残しました。

<火の見やぐら>
[高さ五丈(十五メートル)、根開き三間(五、四メートル)]
 「火事と喧嘩は江戸の華」とはよく聞く言葉ですが、最初に江戸の町を襲った大火は、明暦三年(1657年)のいわゆる「振袖火事」です。
 大火の翌年(1658年)に、幕府直属の定火消(じょうびけし)が設けられた際、火消屋敷の敷地内に火の見やぐらが建てられました。(四箇所)
 家事を警戒するために常時上って監視し、火災のときには出火場所の方向、距離などを見定めるためのやぐらでした。やぐら上には半鐘が設置されており、これを打ち鳴らして火事を知らせました。
 火の見やぐらは、高さ三丈(約九メートル)根開き二間(三、六メートル)で最も格式が高かったものを模して新川の江戸城に一番近い新川水門広場に新川千本桜のモニュメントとして設置しました。














◆旧新川西水門跡

上の説明にあった旧新川西水門の遺構














◆新川排水機場






 新川は、旧江戸川から分流し中川に合流する全長約3kmの川で、江戸時代に行徳の潮を江戸へ運ぶため開削されました。
 新川排水機場は、新川の西端、中川との合流点にあります。
 新川東樋門より河川水を導入し、新川の水質浄化を図るとともに推移を一定に保つことで、周辺地域を水害から守る働きをしています。














東京湾岸警察署中川水上派出所



警視庁と書かれた船が係留されていた。
水上警察みたいなものかな??














◆キティ台風潮位

A.P.はArakawa(荒川) peilの略で、Peilはオランダ語で「水準線」あるいは「基準」などを意味する。
霊岸島水位観測所の最低水位をもって定めているとのこと。



で、道路スレスレのところにあるのがA.P.「0」
A.P.「0」は最低水位なので、普段はもっと上にあるということ。
堤防を取っ払った時点で水が襲ってくるということだね・・・。
キティ台風の時、最高になった時はものすごいことがわかる。
こんな時に堤防が決壊しないように願いたい。














◆鶴岡寒鱈祭り

正確にはちょっと違うが僕の田舎。
あちらの方言を聞くと懐かしくなる。




日本酒買って細君と飲んだ♪





都営新宿線船堀駅でゴール。

動物園にいたペンギンにかなりはまってしまったので、予定していた時間よりかなり遅く着いてしまった。
ペンギンおそるべし。
こちらの駅にはこれからも何度かお邪魔すると思う。

※2021/11/21 レイアウト変更、加筆訂正しています。