寺原に戻らず、西取手駅に足をのばしてみる。
茨城県指定有形文化財 東漸寺観音堂・山門附 宮殿一基、棟札一枚
[親音堂]
桁行三間 梁間三間 一重 寄楝造 向拝一間 唐破風造 銅板葺
附宮殿 一間厨 唐破風造 妻入
棟札一枚(葺替塗直造営文化七庚午歲四月十有三日)
[山門]
三間一戸八脚門 切妻造 茅葺
観音堂は元和三年(1617)に馬頭観音を安置したのに始まるとれ、現在の堂宇は寛文七年(1667)に建立された。化粧垂木の上端に寛文七年の墨書があることが確認されている。内部は内陣と外陣に区画し、内陣には禅宗様の須弥壇を構え宮殿型の厨子を安置し、両脇に脇仏壇を設けている。屋根などを持つ、社寺建築に準じた厨子を宮殿と呼ぶ。観音堂の本尊の馬頭観音は、間口三五尺一間、唐破風造の屋根などの造作を持つ宮殿に納められている。宮殿には天明元年(1781)の朱書があり、建立の記録と思われる。
観音堂は建立後、元文四年(1739)と文化七年(1810)、昭和二十六年(1951)に修理された記録がある。
宮殿と、文化七年(1810)の屋根の葺さ替えと塗装が記録された棟札は、親音堂に付随する文化財として附指定されている。
山門は、元禄三年(1690)の建立で、市内唯一の現存寸る仁王門である。江戸時代中期の八脚門に特徴的な様相で、建ちが高く、木柄が細い。しかし、地垂木は比較的太くて反りが大さく、中期以前の風合いも残っている。
観音堂と山門は、平成十七年(2005)から平成二十二年(2010)にかけて解体修理を実施し、建築当初の姿に復原されている。
観音堂・山門ともに建立年代が明らかで、時代の特徴をよく示寸、貴重な文化財である。
馬頭観世音
他にもお堂があったが名称などわからなかったのでアルバムのみに載せた。
◆神明神社
◆西取手駅
まだまだ、史跡などあるので少しずつめぐってみようと思います。
帰りは最近は待っている地元ですた丼食べて帰る。