2019/11/06 01 刀剣博物館 - ovanの社会科見学

24時間勤務アケで、両国にある「刀剣博物館」へ。
こちらはぐるっとパスで入った。

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地鉄(鍛え肌)
　日本刀は「折れず・曲がらず・よく斬れる」という機能的な条件を満たすため、たたら製鉄で作り出された玉鋼を縦・横に計15回ほど折り返して鍛錬されます。観え肌とはその鍛錬方法によって地鉄(刃文以外の部分)に現れる肌模様のことをいいます。
　鋼に樹木の肌模様と同じような文様が見えるのは興味深く、それらには大別して「板日（いため）」「杢目（もくめ」・「柾目（まさめ）」や特異な例として波打つような「綾杉（あやすぎ）」などがあります。但し杢目はそれだけで構成される肌模様はなく、板目の中に交じるのが大半です。
　さらに板目の中でも肌模様がわからないほど細かなものを「小板目、大きく現れたものを「大板目」などと呼びます。またその肌模様には総じてよく錬れているもの、一方「肌立つ」と表現される肌模様がざらついた感じのものもあり、流派や刀工にとって特色となる大事な要所で、姿や刃文と同じく日本刀を観賞する際の大切な見所の一つです。