2023/11/29 二ツ池公園










雜木林博物館
雑木林のすばらしさを感じ、 学び、 育む野外博物館
 
 東大和公園は、 多摩湖の南にあり、 狭山丘陵の里山の雑木林が残る場所です。 昭和40年代後半に、 団地開発が計画され、多くの市民が東大和市とともに、「この雑木林を守りたい」 と東京都に働きかけました。その成果が実り、昭和54年に都立で最初の丘陵地公園として開園しました。 そして、 ここから里山保全の取り組みが狭山丘陵全体へ広がっていきました。 公園では今も 植物保全などの市民活動が活発に行われています。
 この公園は、雑木林の自然や文化、 市民の想いを伝え発展させる野外博物館となっています。 「おすすめ観察コース」に沿って配置された 「解説板」 を見ながら歩けば、 昆虫、野鳥、 植物など、 テーマ別に雑木林について学んでいくことができます。



説明版があったが、泥をかぶっていて判読できなかった。




◆ごはん家



 今は、多摩の湖底に沈んでしまいましたが、内堀と呼ばれていた地にこさ池という池がありました。
 その池は、歌枕に残る「狭山の池」ともいわれている、この辺では最も大きな池で、田を移す農業用水として長い間人々に使われていたそうです。
 このこさ池には、昔、新田義貞が、鎌倉を攻めた時にこの付近に陣を布き、ここさ池の水を汲んで、ごはんを炊き、軍勢に食べさせたということです。 食べさせた場所は、こさ池に近い山の上で、「ごはん」といわれ、当時の伝説にまつわる塚があったそうです。
東大和のよもやまばなしからー
この作品はごはん縁をイメージし、東大和市美術工芸品設置事業の一環として製作したものです。




◆二ツ池公園周辺

 二ツ池公園は、東大和公園の約3,000m²の公園です。
 池は前川の源流部になっており、昭和30年前半までは、周辺にあった 「狭山田んぼ」の用水でした。
 水田がなくなったあと、昭和53(1978) 年に公園として生まれかわりました。
 公園の周囲には、桜などの美しい街路樹がアーチ型に並び、 趣き深さを与えています。




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