坂下。
坂右側に光明院山門の屋根がうかがえる。
右側自販機の近くに「光明橋」の碑が映っている。
この坂道は,普通分梅道あるいは鎌倉街道と呼ばれる古街道です。
沿道には浅間神社、八雲神社、光明院といった由緒ある古社寺が点在しています。坂の名も真言宗光明院に由来します。別名を「根っ子(ねっこ)坂」ともいわれますが、これは以前道が荒れていたころ、道の両側に木の根がわだかまっていたことによると言われます。
この坂下に広がる平地一帯は、元弘三年(1333)五月に新田義貞と北条泰家が合戦した分倍河原の古戦場として有名です。
府中本町駅から鎌倉街道を西へ向かい、 武蔵府中税務署を過ぎてしばらく行くと、分梅通りと御猟場道が交差する辻があり、右手に光明院があります。 ここに、市川 (府中用水)に架かる光明橋があり
ました。
橋の名は、光明院の寺名に由来します。 この辺りの市川の流れは美しく、小魚の種類も豊富で夏には蛍の名所であったそうです。
分梅通りを南下し、中央自動車道をくぐると間もなく分梅橋と大棚橋があります。 分梅は地名ですが、 大棚は、辺りの地形が棚状になっていることによるようです。
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