『東京都立皮革技術センターは、皮革工業技術の向上とその研究成果の普及を図り、東京都における伝統的地場産業である皮革関連の中小企業の振興に寄与するため、皮革・靴はきものに関する試験、研究、技術支援及び相談等を行っています。』
皮革技術センターについて|東京都立皮革技術センター
概要
JIS K 6557-11 「はっ水性の測定」が制定され、新規格では、 はっ水度の等級判定のほかに吸水量や吸水率も求めることが規定されています。 そこで、はっ水度と吸水量の関係性について検証しました。
はっ水度と吸水量の関係
はっ水性は、革にシャワーをかけ図1)、 目視で表面の湿潤状態を等級判定(図2)した後、水滴をふき取りの重さの増加分から吸水量を求めます。
湿潤している状態と判断できるはっ水度1~2級の革は、3級と比較して吸水量が多く、データがばらつく傾向でした。図3の2級のデータに注目してみると、1級や3級と同程度の給水量の平均値が値が0.1g以下と非常に少なく、データのばらつきも少ないことが確認できました。
スエード革で吸水量の多い表面状態を観察した結果、毛長く乱れていることがわかりました(図4)。 毛羽が水滴を抱き込みやすいためだと考えられます。
まとめ
※パネルの文字が全部映ってなかったので文字化を断念。
恒温恒湿室
○恒温恒湿室の特徴
この部屋は、年間を通じて温度20℃・湿度65%に調節されています。 JISに基づき革を試験する場合、 試料を室内に一定時間放置後、 室内で試験します。
皮は呼吸(湿度の吸収←→放出)をしています。皮中の水分量が安定してから試験を行います。
○恒温恒湿室で行う試験
クロックメータ型摩擦試験機
皮の変色(変褪色)と布の着色(汚染)を目視で判断します。
染色摩擦堅ろう度試験
衣料用革など、革が切断するまでの最大荷重や伸び等を測定します。
靴用甲革などに対し、歩行運動(屈曲)を再現し、それによる損傷の程度を5段階で評価します。
パネル展示
機械
見学ツアーに参加。
外国では豚の皮も食べちゃうとのこと。
日本人は食べないので、豚の皮はほとんど国内から出たものなのだそうだ。
そんなお話を聞きながら、一通り見学。
とても勉強になりました。
こちらは今までお邪魔したことがある。
2013/10/18 東京都立皮革技術センター 一般公開 - ovanの社会科見学
2014/10/17 東京都立皮革技術センター 一般公開 - ovanの社会科見学
2018/10/14 八広散歩 02 東京都立皮革技術センター 一般公開 - ovanの社会科見学
都立皮革技術センターのHPはコチラ↓
東京都立皮革技術センター
場所はコチラ↓
展示室は通年公開。(定休日の案内は無かった)
内部の公開は1年に一度。
行かれる方は事前にHPなどチェックしてから行ってくださいネ!