2023/04/19 東京都太田記念館・向ノ原遺跡B地点


『東京都太田記念館(とうきょうとおおたきねんかん)は、東京都杉並区久我山二丁目にある施設である[1]。ジャーナリストの太田宇之助が寄贈した自宅敷地に東京都が建設した。元々、中国の北京市から来た留学生のための宿舎であったが、2012年から韓国ソウル市、タイのバンコクなどアジア諸国出身の留学生も受け入れるようになった[1]。生活文化会という自治の組織があり、年に2回、東京都の担当職員と定例会を行っている。毎年9月、設立者である太田宇之助の命日を謹む「偲ぶ会」を開いている。 』
東京都太田記念館 - Wikipedia


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太田記念館








◆向ノ原遺跡B地点

東京都太田記念館の真下が遺跡のようだね。



 向ノ原遺跡B地点は、武蔵野市にある井之頭池を水源とする、神田川南岸に形成された急崖な台地上に位置しています。
 当遺跡は、杉並区久我山二丁目十六番を中心とした、先土器時代(約一万六千年前)から縄文時代早期後半(約八千年前)にかけての集落跡で、当遺跡の東側に隣接する向原遺跡 (大蔵省印刷局運動場内)と同一遺跡で、その西端をなすものと思われます。
 東京都太田記念館建設に先立ち、昭和六十二年から六十三年にかけて実施された発掘調査では、先土器時代のナイフ形石器をはじめとする石器類、バーベキュー跡と考えられる拳大の石を数十個集めた礫群が七箇所発見されています。
 縄文時代では、草創期(約一万年前)の隆起線文土器と爪形文土器約三十点が出土して注目されました。最古の縄文土器であるこれらの土器群は今のところ、区内はもとより武蔵野台地における当該期の資料として最大の質と量を誇っています。
 また、この他にも早期前半(約九千年前)の住居跡も六基発見されており、神田川流域の遺跡を中心とした一帯が、区内における最古の縄文文化発祥の地点である可能性を提供した重要な遺跡であると言えます。
 なお、出土した考古遺物は、一部 杉並区立郷土博物館に所蔵してますので、当記念館では見学することはできません。






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