2023/11/07 清瀧神社


『清瀧神社(せいりゅうじんじゃ)は、千葉県浦安市堀江にある神社。
概要
祭神は大綿津見神(海の神)。本殿は上総国ケヤキの大木を使用し1855年安政2年)9月に造られたもので、浦安市の指定文化財となっている。また、建築様式は木造三間社流造りで、神紋は右三つ巴である。 』
清瀧神社 (浦安市) - Wikipedia




清瀧神社本殿
 この本殿は、安政二年(1855)九月に建て替えられましたが、建築にかかった費用は、村人達が長年にわたり、毎日少しずつ積み立てて用意したそうです。祭神は海の神様の大綿津見神(おおわたつみのかみ)です。絵図師高間惣治郎(たかまそうじろう)が図を描き、ケヤキの大木を上総国(現千葉県中央部)から買い求め、棟梁肥前松五郎が一本の木で建築したといわれます。
 建築様式は、木造三間社(正面の柱間が三つあるもの)、流(ながれ)造り(屋根の前面を長くしたつくり)で、精巧華麗な彫刻が施されている点が大きな特色です。なかでも正面の龍の彫刻および浦島太郎や竜宮城などの浮き彫りは見事で、高欄の下には海の神社にふさわしく、波間に千鳥の彫刻があります。





富士塚



 この山は、富士山を模したもので大正十一年(1922年)七月従来からあった山を清滝神社世話人や、富士講中達が住民から墨石の寄贈を受け、改築造したもので、頂上に木花咲耶姫命を祀った石造りの浅間神社があり、登山口の灯篭一対と明神鳥居は地区有志の奉納による。
 毎年六月三十日には神前に神楽が奉納され、富士講の人達は境川で水行をとり、体を浄めたあと、真っ白な行衣に白の帯を締め、手甲、脚絆に身を固め、菅笠をかぶり、金剛杖とりんを持って、六根清浄と唱えながら神社に参拝し、翌七月一日富士山の山開きに出発する。
 盛況を極めた富士登山も昭和初期には次第にしびれ、今日ではほとんど影をひそめている。






龍神






◆堀江水準標石



 この水準標石は、江戸川や利根川の水位の基準点として設置されたものです。
 明治政府は近代化政策の一環として、河川改修工事に必要な測量技術等を導入するため、 明治5年 (1872年)、 オランダから技師団をきました。 そのうちの一人、リンド (I.A. Lindo; 1848年~1941年) は第一歩として、この地から水準測量を始め、 「堀江水準標石」 を設置しました。 リンドは、 測量の結果、この標石の頂点の高さを基準として江戸川河口の水位ゼロ点の高さを 「Y.P. (Yedogawa Peil:江戸川工事用基準面)」 と設定しました。 Y.P. は、 130年以上経った現在も両河川の水位の基準となっています。
Y.P. は、 現在の標高の基準となっている 「T.P. (Tokyo Peil:東京湾中等潮位)」 より0.8402m低くなっています。堀江水準標石は、土木構造物として歴史的・学術的価値が認められ、 平成19年 (2007年) 11月18日、 (社) 土木学会より選奨土木遺産として認定されました。





◆石塔





◆鳥居





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