2024/06/23 多摩川浅間神社


多摩川浅間神社(たまがわせんげんじんじゃ)は東京都大田区田園調布にある神社。旧・下沼部村(田園調布の南半分)の鎮守。登記上の宗教法人名称は浅間神社(せんげんじんじゃ)。』
多摩川浅間神社 - Wikipedia



創建は八百年前の鎌倉時代
 当浅間神社は、今から約八百年前、鎌倉時代の文治年間(1185-90)の創建と伝えられます。右大将源頼朝が豊島郡滝野川に出陣したおり、夫の身を案じ、後を追って来た妻政子は、わらじの傷が痛み出し、やむなくここで傷の治療をすることになりました。
 逗留につれづれに亀甲山へ登ってみると、富士山が鮮やかに見えました。富士吉田には、守り本尊の「浅間神社」があります。政子は、その浅間神社に手を合わせ、夫の武運長久を祈り、身につけていた「正観世音像」をこの丘に建てました。村人達はこの像を「富士浅間大菩薩」と呼び、永く尊崇しました。これが「多摩川浅間神社」のおこりです。
 承応元年(1652)浅間神社表坂の土どめ工事をしていたとき、九合目辺りから唐銅製の正観世音の立像が発掘されました。多摩川で泥を洗い落としてみると片足がありません。そこで足を鋳造してお祀りし、6月1日に神事を行いました。以来、神社のご祭礼は6月に行われております。

ご祭神は木花咲耶姫命(このはなきひめのみこ)
 ご祭神は山嶽を守る神・大山祇神の姫君で「桜の花が咲き匂うような・・」と言われる木花咲耶姫命です。 社紋の「桜」は、このご祭神にちなんでいます。
昔から山嶽は、神々の鎮まるところとして神聖視されてきました。その最たるものが、木花咲耶姫命の鎮まる霊峰富士。「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」を唱えながら登拝し、その山容の雄大さにも似たご神徳を仰ぐ浅間信仰から、各地に勤請されているのが浅間神社です。 かつて下沼部村には、浅間信仰の団体として「富士講」がありました。 神社の境内にはその富士講中興の祖・食行身様の石碑があります。この石碑は幕末の快男児 勝海舟の直筆です。

ご社殿は優美な浅間造り
現在のご社殿は、昭和四十八年(一九七三)に完成した優美な浅間造り様式で、東京都内では唯一のものです。






阿夫利神社/三峰神社/稲荷神社/小御嶽神社






◆神楽殿






◆白糸の滝







◆小祠

右側の石碑には「小御岳石尊・大天狗・小天狗」とある。






◆食行身録之碑

『食行 身禄(じきぎょう みろく、寛文11年1月17日〈1671年2月26日〉 - 享保18年7月13日〈1733年8月22日〉)は、日本の宗教家。富士講の指導者。本名は伊藤 伊兵衛()で、食行身禄は行名(富士講修行者としての名前)。伊藤食行身禄、伊藤食行とも。
伊勢国一志郡美杉村川上(現三重県津市)出身。川上の生家には身禄の産湯があり子孫により石碑が建てられている。 』
食行身禄 - Wikipedia






◆子産石(子宝石)



この子産石(子宝石)は清らかな海の岩より長い歳月を経て自然に生まれた石です。
古より子産石を両手でやさしく撫で子宝に恵まれるように一心に願い祈れば子宝に恵まれると言い伝えられています。
当神社のご祭神であります木花咲耶姫命は炎のなかで出産したといわれ、「火防の神」「子宝の神」「安産の神」「子育ての神」として信仰されております。
ご参拝の皆様の願いが一日も早く成就されますようご祈念申し上げます。






◆石灯籠






たけくらべ






◆見晴台







◆夏越の大祓

人形に半年間の罪穢れをうつしお祓い下さい。
大祓とは・・・
 毎年六月・十二月の晦日の年二回執り行われ、私たちが日常生活において知らず知らずの内に過ちを犯し、罪穢れた心身を半年に一度人形(ひとがた)にうつして祓い清め、大神様より清く明るい正しい誠の心に立ち還り新しい活力を頂き、日々の生活を清々しく送ることを願う神事であります。
 皆様からお預かりした人形は大祓終了後の七月四日に東京湾の大海原にてもう一度お祓いし、氏子・崇敬者の家内安全・厄祓のご祈祷も合わせて祈念して参ります。






◆愛櫻碑






◆参道・整地記念碑・大祓詞石車






多摩川治水記念碑






◆丸子川

『丸子川(まるこがわ)は、東京都世田谷区及び大田区を流れる一級河川。かつての六郷用水の中流部分が整備され、名称を変えて残っている川である。 』

















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2019/01/05 アーカイブ
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多摩川浅間神社



境内社

左から、阿夫利神社三峰神社、稲荷神社、小御嶽神社




境内社・石碑

石碑には小御嶽石尊とあるが、祠の方には何が祀られているのかわからない。



楽殿



鳥居1


鳥居2



境内からの眺め

東急線多摩川橋梁方向。



丸子橋方向。