以前訪れたことがある。
2017/05/25 福生散歩 04 田村酒造/旧ヤマジュウ田村家住宅 - ovanの社会科見学
国登绿有形文化財(建造物)旧ヤマジュウ田村家住宅
主 屋
明治三十五年建築
大正五年改修
西土葳
明治三十七年建築
東土葳
明治四十四年建築
この小さな畳の下には掘炬燵のための穴があります。
夏季は畳を敷いて穴を塞いでいますが、 炬燵を使う時期になると畳をはずしてこの場所に用意しました。
障子戸は障子紙とガラスを使った近代的なつくりになっています。
使われているガラスの多くは表面が均一でなく、 ゆがみや凸凹が見られます。
これらのガラスは建てられた当初からのものと考えられます。
三方向から使える押入れ
この押入れは三方向に襖(ふすま)があり、それぞれの部屋から物を出し入れできる仕組みになっています。
客用の座布団など、 どの部屋でも使う道具類をしまっておき、 どこからでも取り出して使うことができました。
◆奥座敷
奥の座敷は玄関脇の座敷に比べて豪華につくられています。
奥の座敷には広い床の間と飾り棚があり、細かな細工が施された欄間(らんま)や、 鶴をかたどった釘隠しがみられます。
また畳の縁(ふち)襖(ふすま)の材質や模様にも違いがみられます。
主屋はもともと明治11年(1878)に完成した建物ですが、明治35年(1904)にこの地へ移築した際と、 大正5年(1914)に改修が行われています。
この部屋の天井を見ると、 梁(はり)が隣の部屋と直結していないほか、間仕切りの溝のついた鴨居(かもい)が残るなど、改修の痕跡がみられます。
上段は仏壇、 下段は引き戸のある棚と、 引出し収納となっています。
主屋が完成した当初、 仏壇は隣の部屋に設けられていましたが、 大正5年(1914) の改修の際にこの場所へ移されました。
◆戦時下の生活と涼をとる道具展
福生市郷土資料室では、毎年終戦の日に合わせて平和の大切さを再認識することを目的とした企画展示を行っています。
太平洋戦争を乗り越えて現存する旧ヤマジュウ田村家住宅においても、灯火管制時の生活の様子を再現する展示で、 戦時下における生活の一端を紹介します。
また、夏を乗り切るために使われた涼をとる道具を展示し、夏の暑さ対策を意識して造られた日本の伝統的な家屋の特徴や、夏を乗り切るための工夫について紹介します。
なお、郷土資料室では6月29日から8月25日まで 「平和のための戦争資料展一日清戦争開戦130年・日露戦争開戦120年ー」、情報スペースでは7月1日から8月24日まで「平和のための戦争資料展一太平洋戦争を中心に一」 を開催します。
こちらもどうぞご覧ください。
蚊を避けて涼む道具
・蚊帳
・蚊取り線香
・液体式蚊取り
・電池式蚊取り
蚊が入らないように、上手に蚊帳の中に入ることはできるかな?
家庭では展示の電灯のように、ふだん使っている電灯の笠に紙や黒い布で覆いをかけるなどして、外に明かりが漏れないエ夫をしていました。
写真のような市販品もあり、 電灯笠は深く、厚紙でできていて周りに光が広がるのを防ぐことができました。 灯火管制電球はまわりに塗料を塗って真下だけが明るくなるようにしてあるので、周囲からは灯りが見えにくくなります
(再現展示のものは、安全のため実際より明るい電灯を使用しています。)
HPはコチラ
旧ヤマジュウ田村家住宅 | 福生市郷土資料室
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合翌平日)、年末年始
とありましたが、行かれる方は事前にHPなどで確認してから行ってくださいネ!
場所はコチラ