2017/10/20 日本橋散歩 神田八丁堀跡/べったら市/於竹大日如来/馬込勘解由の碑

24時間勤務アケで、寳田恵比寿神社のべったら市に細君と行ってきた。
このあたりは歩き倒していると思っていたが、新しくいくつか見つけた。


◆神田八丁堀跡




 明暦三年(1657)一月十八日の江戸大火は、俗に本郷の振袖家事と呼ばれています。この大火では、江戸城のうち西丸を除いた天守閣・本丸御殿などを焼き尽くしました。その後、天守閣は再建されていません。資料によって差がありますが、城下でも大名屋敷が160軒、旗本以下の屋敷が770軒余、町屋が1200町にわたって焼失し、死者も十万人を数えたといわれています。
 この大火ののち、まず防火のために八丁(約870m)にわたる土手が築かれました。天和三年(1683)頃になると、土手のそばに広道(明地)ができました。その後、元禄四年(1691)頃になると町人自ら費用を負担して明地に掘割を開削しました。これが神田八丁堀です。神田と日本橋の境となっていました。白銀町堀とも呼ばれ、のちに竜閑川と名づけられ千代田区中央区の区界になっています。
 掘割は、東京都千代田区合同庁舎(千代田区内神田二丁目一番)の南側のあたりで外堀(現在の日本橋川)から分かれて東北東に続いていました。東神田一丁目の所から南南東に向きをかえて大川(隅田川)に注いでいました。のちには、東神田一丁目の所から、北北西に流れる水路も開かれて神田川ともつながっていまいた。
 この堀には、西から竜閑橋・白旗橋・西仲之橋・今川橋・東仲之橋・地蔵橋・火除橋・九道橋・甚兵衛橋・小出橋が架かっていましたが、終戦後に堀が埋め立てられた時に廃橋となりました。この標識が建っている辺りには、かつて地蔵橋が架っていました。




◆寳田恵比寿神社 べったら市







落語も聞いてきました。


想像していたよりも出店の数がすごかった!
べったら市は外にも3か所くらいやっているところがあるって出店のおじさんに聞いた。
雨なので人の出は少なくて、商売あがったりだよって言ってた。




べったら漬

宮内庁御用達って書いてある!
ここでべったら漬買った。
べったら市については後で登場する碑に書いてあった。





◆於竹大日如来

またしても地元庄内ゆかりの史跡が!
庄内出身だからよく目に留まるのか、それか本当に多いのか・・・・。




 於竹大日如来は、寛永17年(18歳の時)山形県庄内より出て、当時の江戸大伝馬町馬込家の召使いとなる。その行いは何事にも誠実親切で、一粒の米、一切れの野菜も決して粗末にせず貧困者施した。そのため於竹さんのいる勝手元からはいつも後光がさしていたという。出羽の国の行春乗蓮と玄良坊が馬込家をおとづれ
「於竹さんは羽黒山のおつげによると大日如来の化身である。」
とつげた。主人は驚き勝手仕事をやめさせ、持仏堂を造り、その後念仏三昧の道に入る。これが江戸市中に拡がり、於竹さんを拝もうと来る人数知れずと言う。
 
 於竹さんの詠んだ歌に
『 手と足は いそがしけれど 南無阿弥陀仏 口と心の ひまにまかせて 』
延宝8年(1680年)5月この世を去る 行年58

 五代将軍綱吉公の母堂桂昌院の歌に
『 ありがたや 光と共に 行く末は 花のうてなに 於竹大日 』
 於竹さんが愛用し貧困者が市をなしたと言う有名な於竹井戸はこの地にあった。




◆馬込勘解由の碑(べったら市の由来)

歩道左側の建物は「小津和紙」さんです。




 徳川家康による江戸城築城のおり、寶田村が城の拡張により移転のやむなきに至った。譜代の家臣である馬込勘解由が寶田村の鎮守の御本尊を奉安して住民と共に現在地に移転した。
 この大業を成し遂げた功により、勘解由は江戸の筆頭名主となり年間役料は、210両の最高であった。後に三伝馬取締役に出世し、徳川家繁栄を祈願された恵比壽神を授けられ、寶田神社に安置して江戸の平穏を祈願した。
 御神体鎌倉時代の名匠運慶の作と伝えられ、以来商業の守り神として10月20日の恵比壽講の前夜に市が開かれるようになった。
 恵比壽講に使う鯛や神棚などと共に江戸名物の浅漬大根が売られ、売り子が大根に付いた糀を若い女性の着物に近づけ「ほら。べったら、べったら、買わないで通ると着物にくっ付くよ。」と戯れたことからべったら市の名がついた。
 徳川家康公江戸出府401年を壽き、ここに馬込勘解由の功績を讃え碑を建立するものである。



着物に糀を付けられたら、たまったもんじゃありませんな(w
「勘解由」がよめなかったので調べたら「かげゆ」と読むとのこと。




最後に小津和紙さんに寄って「押し花展」見てきました。
ただ花を挟むだけじゃあないんですね・・・・。
せっかちな僕には無理そう(w
最後に神田まで歩いて終了。
かなり満足した1日でした。