2018/10/25 見学会 01 鳩山会館

24時間勤務アケで、恒例の見学会!
今回は江戸川橋にある「鳩山会館」と、池袋にある「明日館(みょうにちかん)」の二つの建物見学。




鳩山一郎の父・和夫が1891年、現在のこの地に移転。
この建物は1924年、一郎の私邸として建設されたもの。
設計は一郎の友人である「岡田信一郎」とのこと。



主な建築物は「東京府美術館」「歌舞伎座」「明治生命館」など。
東京府美術館は今の都立博物館(上野)
歌舞伎座は今の二つ前の建物とのこと。現在は隈研吾設計の建物が建っている。
明治生命館は今も丸の内2丁目に現存。



◆玄関







玄関中から見えたステンドグラス。



◆第一応接室

テレビには現在の館長「鳩山由紀夫」さん。
建物と鳩山家の説明のビデオだった。



◆食堂




◆ホール上部の照明


天井の影

 曇った日や雨の日には、玄関ホールの天井の影が綺麗に浮き上がり、ご覧になることができます。裸電球の光で唐草模様のような影がとても幻想的です。
 影を使って天井を装飾する手法は珍しく、イギリスやフランスで同じような装飾をしているのを見たことがあると何人かのお客様が教え下さいました。
 電球の下にガラスがはめてありそこに反射して天井に影が映し出されているようです。
 目で見るよりカメラで覗く不思議と一層はっきりとご覧になれます。




◆和風ステンドグラス




 小川三知作の日本を代表するステンドグラス、法隆寺五重塔を模していると言われ、赤い「裳階(もこし)」の部分はガラスが二重になり立体的に見えます。
 小川三知は「ティファニー」でステンドグラスを学び、大正から昭和初期にかけ日本にアメリカ流のステンドグラス広めました。
 平成29年9月に日経新聞で「ステンドグラス」の特集がされ、国会議事堂のステンドララスに次いで2位にランクされています。




小川三知(おがわさんち)
日本初のステンドグラス作家と言える存在だそうだ。
関東大震災や戦災によって現存している作品は少なとのこと。
wikiですぐに見に行けそうなところを探してみたが、「氷川丸」の 一等特別室ステンドグラスなら行けそうだね!


裳階(もこし)
wikiには・・・・
『裳階(もこし)は、仏堂、塔、天守等で、軒下壁面に付いた庇状構造物。別名:雨打(ゆた)。通常、本来の屋根の下にもう一重屋根をかけるかたちで付ける。裳層とも書く。元来は風雨から構造物を保護するために付けられたもの。構造は本屋より簡素であり、建物を実際より多層に見せることで外観の優美さを際立たせる効果があるため、特に寺院建築で好んで利用された。』
とあるが、実際見てみないとわからないね・・・・。




◆2Fサンルーム



サンルームから見た庭園




◆庭園

鳩山一郎さん




鳩山和夫春子夫妻




庭園から見た会館



庭園ではバラが咲いていた。









◆門



こちらの紋章は「鳩」だと思っていたのですが、「ガン」とのこと。
なんでだろう??






明日館へ続く。