◆旧跡 多聞寺黑松
この黒松は、昭和三十九年十一月に東京都の天然記念物として指定されたが、昭和四十七年九月に落雷して枯れたため、昭和五十二年に伐採し根部が残るのみとなり、昭和五十三年三月十六日に都指定も解除された。
この松には、遠く「伊勢物語」の主人公といわれる在原業平にまつわる伝説がある。東下りした業平が旅の途中で藤原氏の姫、花鳥とこの地で落ちあい、松の根元でひとやすみした時、笠を枝にかけたので「笠懸けの松」と呼ぶようになったのだという。
また「笠懸けの松」は、市内南沢三丁目の通称笠松坂の上にあったという説もある。
◆第二代笠懸の松
落雷により枯れて伐採された業平伝説の笠懸の松。その平安のロマンを復活させようと、昭和六十三年に第二代の笠懸の松が植樹されました。
大樹と育ちゆくことを願って大切に見守っていきましょう。
◆六地蔵
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