2023/01/31 宝樹院(寶樹院)


『寶樹院(ほうじゅいん)は、東京都西東京市泉町にある真言宗智山派の寺。山号は慈光山、寺号は薬王寺と号し、本尊には薬師如来を祀る。慈光とは、諸仏・菩薩の大慈の光明を示す。宝樹院と記されることもある。本山は京都市東山区智積院
如意輪寺、寳晃院、東禅寺と合わせて保谷四軒寺と呼ばれる(以前は当寺、如意輪寺、寳晃院、西光寺(現総持寺)だったが、西光寺移転後は東禅寺となる)。また、多摩八十八ヶ所霊場の三十四番札所である。境内にある宝篋印塔は1655年(承応4年)に造られたもので、江戸時代初期の様式をよく表している。また、銭洗弁天坐像は、かつて江戸時代に境内に池があった名残りで、「弁天さま」として親しまれてきたものである。 』

源空法印(1711年(正徳元年)寂)により上保谷村字上宿(現住吉町一丁目および泉町一丁目)に開山したと伝えられる。1931年(昭和6年)に現在地に移転した。』

寶樹院 (西東京市) - Wikipedia




 宝樹院は江戸幕府の寺院本末制によって、江戸時代初期万治2年(1659)、如意輪寺・寶晃院とともに新義真言宗本山三宝寺(現、練馬区石神井台一丁日)の末寺となりました。それ以前の開山年次は不詳ですが、昭和6年(1931)現在地に移転するまでは旧字上宿にあって、薬師如来を本尊とする密教の祈祷寺でした。
 薬壷を手にした薬師如来は薬師仏、薬師瑠璃光如来などとも別称され、関係の経典には大医王仏として病の苦から人々を救済する如来と説かれ、古くから現世利益信仰の対象となっていました。宝樹院も村寺の中の薬師を本尊とする寺として、病気平癒を願う信者の信仰を集め、檀信徒の求めに応じて祈祷が行われていました。戦前までは十二日が薬師の縁日とされ、この日は市も立って村外を含む信徒が参集したといいます。
 「一文銭向い目絵馬」二枚は、薬師の縁日などに奉納された多くの絵馬のうち、現在に残された貴重な二枚であり、宝樹院の薬師信仰を伝える資料でもあります。通常「向い目絵馬」は墨書きされますが、この二枚は寛永通宝を並べて平仮名の「め」の字二つを、向かい合わせるように貼ってあります。眼病平癒を祈って奉納されました。







◆南無大師遍照金剛







◆誕生佛







六地蔵







◆山門







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